2009年6月27日土曜日

色・・・いろ

6/19から日本マクドナルドが、 クォーターパウンダー「日本バラ色計画」キャンペーンを実施していますね。ニュースリリースのページでは、「キャンペーンの今回の計画について、「日本バラ色計画」は、“バラ色でいくぜ”という「BIG MOUTH!」を掲げ「クォーターパウンダー」を食べて、不況で暗くなっているニッポンを明るく幸せな“バラ色”に塗り替えていこうという計画です。」とあります。

僕自身はほとんどマクドナルドには行かないのですが、テレビコマーシャル等を見ると、何となく元気が出てきますね。色彩は人の心、感情に直接的に影響を与えるものですし、とても明確で、素敵なコンセプトだと思います。

テレビコマーシャルは、安室奈美恵さんが自分自身と戦い、最後は自分を超えて行くと言った造りをしていますが、実写とCGを織り交ぜ、しかもモノクロで展開するクールさは見事です。

それにしても、マクドナルドと言って即座に思い浮かぶ色は赤ですよね。コーポレートカラーとして長年使用していましたから、今回のキャンペーンは期間限定とはいえ、非常に大胆で冒険的なものだと誰しもが思うところです。しかしあえて、その色を変えてでも”日本を明るく幸せなバラ色に変える”というメッセージは単純に嬉しい感じがします。

今、ギャラリーの中はモノクロームの世界です。

モノクロームを直訳すると単色になりますが、実際は白と黒、そしてその中間であるグレーを始め、トーンの差により無限の色を表出させているわけです。その効果は、現実として人が見ている色彩の世界から、非現実の世界へと導いてもくれます。それでも写し出されたイメージは、確実にそこにあった事実なのです。だから、ある人はまだ生まれていなかった時代のイメージに妙に懐かしさを感じたり、逆に色彩の無い世界にその時の色や温度や光りを感じるのでしょう。


そんなことを考えていると、普段何気なく見ている色って、とても不思議に思えてきます。

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