2009年8月7日金曜日

仙台七夕

6日から、仙台七夕が始まりました。

仙台市中心部の商店街は、約1500本の竹飾りで彩られています。ギャラリーからほど近い勾当台公園市民広場と定禅寺通では「星の宵祭り」があり、約60団体、約1400人がすずめ踊りや民謡、太鼓演奏などを披露したそうです。

色鮮やかな竹飾りには、人々の願いや祈りが込められています。そして、飾り付けにも特徴があります。竹飾りは基本的に七つの飾りで構成され、それぞれに意味を持っています。

短冊(たんざく)、吹き流し(ふきながし)、折り鶴(おりづる)、投網(とあみ)、屑籠(くずかご)、巾着(きんちゃく)、紙衣(かみごろも)が七つ飾りと言われているそうです。

実は、僕もそんなルールや意味があることを今年まで知りませんでした。短冊に願いごとを書いて飾るぐらいは知っていましたが、屑籠が飾られていたとは思いもしませんでした。

ちなみに、屑籠は清潔と節約の大切さを養うことを願い、飾るそうです。

僕はまだ中心部の竹飾りを見には行っていませんが、近くの商店でも入口に飾ってあったりして、やはり七夕は市民の一大イベントなんだと改めて感じます。

例年、天気はあまり良くないのですが、そんなことはお構いなしに様々な創意工夫をしながら、観光客の目を楽しませようとする気概もうかがえます。


戦中、戦後の一時期にかなり衰退した七夕祭りは、昭和21年に復興したと言われています。

その後、豪華さを増し、全国一の規模に拡大します。その理由として、地元の活性化が挙げられますが、なにより遠来の人々に満足していただけるよう工夫し、美しいものを作ろうという強い思いが仙台の人たちにあったからじゃないかと、僕は思います。

その思いが現実の竹飾りとして披露された時、観に来られた人々の心に響くのです。


やっぱり、一番は気持ちですかね。

0 件のコメント:

コメントを投稿