2009年8月25日火曜日

夏の終り

このまま、夏が終わってしまいそうなぐらい爽やかな朝です。

高校野球も終わり、小学校の夏休みも終わり、いろんな夏が終わっていきます。
今年は梅雨明け宣言も無く、いつの間にか天気図には秋雨前線が発生しているし、本当に夏らしい日が少なかったように感じます。

仙台での久しぶりの夏。

自宅にはエアコンも扇風機もなく、夜は寝苦しいのかなとか思っていたのですが、早朝polkaに一旦起こされるまでは目覚めないぐらい安息の毎日でした。東京での暑さに比べたら、避暑地にいるようなものですね。もっとも、300kmも北に位置しているのですから、当たり前と言えば当たり前です。

でも、僕が小学生の頃は、もっとじりじりとして暑かったように思います。きっと日本全国どこでもそうなのかもしれません。特に自分の小さい時の記憶って、強烈な印象が残っていないと思いだせないので、余計そう感じるのかもしれません。

家の中に当たり前にエアコンなどなかった時代、首降り扇風機で涼をとりながら、縁側に座り、冷えたスイカを食べた記憶。照りつける日差しが、目の前の地面をからからに乾かし、水をまいても一瞬にして蒸発してしまうような暑さ。近くの神社の鬱蒼と茂った森の中に響くセミの声、そしてその中に入り込んだ時のひんやりとした空気。

日本全国どこにでもある情景だったと思います。今だって、どこかには残っているのだとも思います。

とは言っても、なにも昔を懐かしがっているのではありません。


結局、人は今でしか生きられませんからね。

そして、変わっていくのは周りだけではなく、自分自身もですから。

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