2009年8月28日金曜日

”LIFE 井上陽水”

今週の月曜から昨夜まで、NHK教育テレビで4夜連続で”LIFE 井上陽水”という特集番組を行っていました。以前、井上陽水さんがらみで傘がないに関する話を載せましたが、デビュー40周年を記念して、NHKが番組制作するとは考えてもいませんでした。

井上陽水さんは、昨年還暦を迎えました。まだ、60歳と言ったほうか良いのか、番組で受け答えする姿を見ても、なんとも得体の知れない物腰は相変わらずです。

毎夜登場する井上さんに関わってきたアーティストや文化人は、その時々の時代を感じさせる人たちばかりです。中でも、30代に麻雀を一緒にしていた阿佐田哲也さんは強烈な個性でした。井上さんですら、どこまでがホントでどこからが冗談なのかがよく分からなかったけど、憧れの存在だったと話しているほどです。また、純文学と娯楽小説両方で活躍される作家は今後現れないでしょうね。

http://www.youtube.com/watch?v=jxSDinhpcto

アーティストでは、やはり忌野清志郎さんかな。彼と2人で作った”帰れない二人”のような詞って、今の世の中なかなか出てこないだろうな。ロマンティックで儚くて、希望や絶望が同次元に存在しているようで、美しすぎます。

http://www.youtube.com/watch?v=0USYCP6VWv4

なんか、井上さんのことをほとんど書いていませんね。この番組を見て改めて判ったことは、井上さんは表現しなければ生きられない人なんだと言う事。それは、現在でもなお、強烈なオリジナリティーで言葉やメロディーを紡ぎあげ続けていることでも判ります。

そして、最も大事なことは、彼が作り出す楽曲そのものを時代や人々が、まさにその時点で求めていた(受け入れたがっていた)ことと何より彼自身が無意識であれ、敏感にそのことに気づいていたことだと思います。

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