2009年9月19日土曜日

情報伝達の変化について

昨日「お好み焼き粉」のことを書いたからってわけじゃないですが、ギャラリーを閉めようとしていた時に、隣の「可らし」さんからお好み焼きを頂きました。記事を書いた時は、隣でお好み焼きを出していることをすっかり忘れていましたが、何か書いてしまって良かったのか考えてしまいました。

もちろん、お好み焼きを頂いた理由は他にあるし、僕の書いた記事はたぶん読んでいないと思いますので、他意が無いことは分かっています。そんな、ご夫婦でもありませんから。
そんなことを思いながら、昨夜遅くに、ビールと一緒に美味しく頂きました。それは、正真正銘のお好み焼きでした。

ただの偶然と思いながらも、少しだけ連鎖性を感じ、今日は情報について書こうかと思っています。

情報伝達の方法を激変させたのは、間違いなくインターネットですね。パソコン通信から始まり、ハードとソフトの進化に伴い、急激にその利用法も変化しています。20年前は、ホームページを立ち上げるのにも個人ではとても苦労をした覚えがあります。それから、日記のような覚え書きを綴るブログが現れて、個人の発信が非常に容易くなりました。

会社内の連絡も、電話やFAXよりメールでのやり取りが一般的になり、必要な人がそれぞれの情報を共有するやり方が定着しました。それに伴い、直接顔を合わせて話をしたり、電話での打ち合わせが、今まで以上に重要な場になってきました。

ブログは、ごく個人的な日記から、ある情報に特化したブログサイトの登場により、その役割も徐々に変化し、世間に対する影響力も大きくなっています。今はツイッターのように、フロー型の情報発信?も出現し、その価値や人々の捉え方も多様化しています。まぁ、それだけ自由度が増えていることは、とても良いことだとは思います。

一方、広告の分野でもその方法論が、このような環境変化により、おのずと変わらざるを得ない状況になっています。少し前に読んだ本から、その一端が見えていました。

2008年に刊行された「コミュニケーションデザイン」(岸勇希著 株式会社電通)の一節です。

以前の広告業界では、プランニングする際に「AIDMA(アイドマ)の法則」が定石として用いられていました。 AIDMAとは、Attention(注目)→Interest(興味)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動 / 購入)の頭文字を取ったもので、一連の購買プロセスをモデル化しています。現在は、「AISAS(アイサス)の法則」が用いられていると記しています。DとMがなくなり、中央と最後がSに置き換わっています。中央のSはSearch(検索)、最後のSはShare(共有)の頭文字を取ったもので、その他は変わっていません。

これは、いわゆる消費者(生活者)の購買行動が変化したことを意味します。興味がある商品を先ず検索し、商品の情報を手に入れ、購入を決定した後、それを他の人と共有するということですね。他の人と共有する部分が、いわゆるクチコミになるわけです。そしてこれの特徴は、一つの流れとして完結しているわけではなく、クチコミから検索へループする点です。

さて、ギャラリーもオープンして4カ月になりますが、まだまだ知名度は無いと思っています。

これをお読みの皆さん、クチコミしていって下さい。

最後はお願いになってしまいましたが、あしからず。

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