2009年9月22日火曜日

楽天 地元での盛り上がりにあるもの

連日朝や夜のスポーツニュースから楽天イーグルスの活躍が映し出されます。2005年に誕生した楽天イーグルスは、実質初めて東北に本拠地を置くプロ球団でした。以前、ロッテオリオンズが準フランチャイズとして、仙台で試合を行っていましたが、全くの本拠地ではありませんでした。

宮城球場も全面改修され、僕が居た頃とは比べ物にならないほど立派になってしまい、その時の面影は全くありません。その当時は、アマチュア主体の使用で、内野は土、外野が芝生のグランドだったように記憶しています。また、外野席は芝生で、内野席も階段状にコンクリートの席がしつらえてあったように思います。

それでも、たまにやってくるプロ野球の公式戦には多くの人たちが集まっていました。僕が小さい頃はテレビでの中継は巨人戦だけで、アニメ「巨人の星」が大人気でした。子供の好きなものとして、「巨人、大鵬、卵焼き」と言われていた時代ですね。

それから、何十年か過ぎて、ギャラリーの前を自転車で通り過ぎる近くの子供たちは、楽天のユニホームや帽子をかぶっています。一部のタクシー運転手もそんな格好をしていて、観光の一端を担っているようです。

地元で盛り上がっている原因としては、チームが好調なのが一番だと思いますが、やはり野村監督が全国区で知名度があり、メディア(特にテレビ)への取り上げが多いことも大きく影響しているのだと思います。そう言う意味では、今やインターネットによる情報享受が大きいと言われていますが、まだまだテレビ、ラジオ等のメディアは相当大きな影響力を持っているのです。

インターネットの普及に伴い、情報享受については、どこであっても大きく変わらなくなってきたと言われていますが、あくまでもそれは受け手側の積極的な行為によるところがあるわけで、結局受け手であるその人の手段やスキルが問題になってきます。
やはり、スイッチポンですぐ映るテレビの方が、積極的に求めなくても簡単に情報が入ってきますからね。

今日も午後から、テレビで楽天戦の中継があります。スイッチを入れれば、誰でも見れますが、僕は球場で生で見たいなとも思います。仕事がありますので、なかなかそうはいきませんが、いつか見に行き、メディアから流れてくる情報で思っていたことを実際に体感したいと考えています。

それは、僕が興味や関心があることで、もしその表層以上のものを得たいと望んでいるのなら、実際に体感してみなければ分からないと、常々思っているからです。

たぶん、そういう人たちが球場に足を運んでいるからこそ、今の盛り上がりがあるのだろうと思います。

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