2009年10月30日金曜日

プロ野球ドラフト会議

昨日午後にプロ野球ドラフト会議がありました。

今年の話題は何といっても18歳の高校No.1左腕、花巻東(岩手)・菊池雄星投手が何球団に1位指名を受けるかと一般の方が招待という形で見られるようになったことです。一般の方が見られることもあり、抽選の箱が透明になり、各球団の代表が封筒を取る時の手の動きが分かるようになっていました。

僕は仙台では地上波で放送されていなかったこの中継をKeyHoleTVで見ていました。ブロックノイズだらけで音声も途切れがちではありますが、興味ある番組が首都圏だけでしかやっていない時に、時々見たりします。昨日のドラフト会議中継は、アクセス数も多かったこともあり、途中何度も途切れましたが、1位指名の場面だけは見ることが出来ました。

菊池選手がプロ入り宣言をしてから、花巻東高校に訪れた球団は日米合わせて20チームらしいのですが、国内プロ入りを宣言してから、ドラフト会議前には9球団が1位指名をするのではないかと言われていました。

いざ蓋を開けてみると、最初の4球団からは菊池選手の名前が出てきません。一瞬会場にざわめきがでましたが、その後最終的には6球団による指名となりました。それから先はニュースでも報じられたように、西武が指名権を獲得したわけです。

1位指名しなかった3球団については、それぞれの大人の事情もあったわけで、責められるものではありませんが、これまでドラフト会議をめぐって行われてきた過去の出来事を思うと、やはりほんの少しですが違和感を覚えます。

ドラフト会議で指名を受けた選手の多くが、幼いころからの夢でしたと言いますが、まさにその言葉に嘘はないように思います。でも、指名を受けられる立場になった時点で、それはもう決して夢ではなく、大人となった現在の現実でもあるのです。

菊池選手の場合は、どの球団でもOKとの意向がありましたから、特に問題にはなりませんでしたが、今回巨人から指名を受けた長野選手は過去2度の他球団指名拒否をしていることも事実としてあります。まぁ、職業選択の自由があるとはいえ、誰しもがプロ野球選手にはなれませんし、一般の多くの人もこの職業じゃなければ(この会社じゃなければ)と思っていても、実際そうなることは少ないですからね。

でも、人生は1回きりでしかも非常に短いのですから、初志貫徹みたいな考えには、年を重ねる程に惹かれます。また、真摯にそんな人生を送っている人々には少しでも応援していたいなとも考えています。

そして、最も大事なのは、その事を心で思うだけではなく、ちゃんと相手に伝えることなんだろうけど、
ホント、むずかしいですね。

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