2009年11月16日月曜日

2回目のファイン・アート・フォトグラファー講座

昨日、2回目のファイン・アート・フォトグラファー講座が開かれました。


参加していただけた方は、3名と少なかったのですが、その分個々の質問や意見について充分な時間が取れましたので、とても活発な意見交換が出来ました。3名ともアート写真に対する興味や自身の写真についての思いが、ストレートに感じられ、僕にとっても非常に刺激的でした。少人数であっても開催したことは、素直によかったなと思え、こちらでも自己表現や発表出来る方が多く存在し、その場の提供や環境作りを充分出来うるのではという、何か確信めいたものを感じています。

一回、9800円という参加費。自己啓発や勉強の機会として、高いように感じるかはその人それぞれの価値観により違うと思います。ただ、自分の目標や希望を具体的に持ち、それが写真家であり、それをフォローするギャラリーに関連することである場合、実際の現場での経験や学習はその職種につかない限り分からないものです。

また、本当に市場が求めている写真作品や写真家は、作品を取り扱い、写真家との交流に多くの経験を持つギャラリーでなければ得られないものと思っています。そんな部分を知っていただき、今後の方向性や指針なりに気づいてもらう講座であるわけです。

ですので、この講座を受けることで、写真家としての成功や道を直接的に得られるものではありません。あくまでも、その道を切り開くのは参加された方自身です。

今回で2回目となりますが、幸いなことにその意向をきちんと理解された方々が集まってくれていますし、当たり前のことですが、それは首都圏のみに限られたことではありません。いまやネット環境は大きく変貌し、どの場所にあっても表現や意思を発言する場は提供されています。しかしながら、やみくもに発信していても伝わらないことも事実としてあります。

そういった状況や問題の解決の糸口には、自分の知らなかったことを求める前向きな姿勢と自己投資が必要だと思います。また、そう感じ、実行する時期は、若ければ若いほどいいと言われています。(個人的に年齢は関係ないと思っていますが)

ただ、そういう時期の多くの方は、生活の為がまず先に立ち、なかなか踏み出せない現実があるのも承知しています。人間、食べるためにだけにあらず、というとても理想論的な言葉もありますが、そうはいかないことも現実としてあるわけです。

でも、自身の志の中で必要と感じた時、その為の自己投資を行わなければ、前に進むことすら困難であるような気もします。知ることへの希求のようなものは、僕の場合、年を重ねれば重ねるほど大きくなっていったように思います。そのたび、あの時に知っていればなんてことをよく感じてしまいます。

今後もこの講座やフォト・コンサルティング・サービス等を通して、多くの方と出会いたいと思っています。是非、一歩踏み出してみて下さい。

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