2009年11月3日火曜日

今年一番の寒さですが、本日お披露目です。

急に寒くなりました。

昨日は、午前中、自転車を飛ばして、DMを置いてもらっている所を何カ所か覗いてきましたが、どこもほぼ半数ぐらいになっていました。会期途中で補充しようと思います。
昼食後、午後早くギャラリーに戻ってきたのですが、寒さが尋常ではありません。自転車置き場からかじかんだ手をさすりながら、ギャラリーの入口扉のカギをポケットから取り出そうとした時、ポツリ、ポツリと冷たい雨が降ってきました。

体感的には10℃を下回っていたのではないでしょうか。仙台は、もうコートの季節だなと思っていたところに、扉をたたく音がしました。返事をして開けてみると、いつものヤマト便の人です。

「今日は小さい荷物です。」と言いながら、段ボールで1箱を手渡しでくれました。写真集「HOPE 空、青くなる 」でした。昨日来なかったので、どうしたのかなと思っていたのですが、日曜日だったこともあり、今日の状況次第で連絡をしようと思っていた矢先でしたので、とりあえず開催に間に合って良かったと胸を撫で下ろした次第です。

いつも来るヤマト便の人は、2名程いるのですが、最近は一人作業になり、大変だと言っていました。僕に来る荷物は大抵巨大なので、前回の高橋数海写真展での大判(1200×1500mm)を搬入する時には、2人で運んでくれました。2ヶ月後、つい先日こちらから運び出す時は1人でしたので、ほとんどの荷物を僕と2人でトラックまで運びました。

トラックへの積み込みが終わり、支払も済んで、僕もほっとしたところ、ヤマトの人は一旦ギャラリーから表に出てから、少ししてまた戻ってきたのです。何かあったのかと思ったのですが、手伝ってくれたお礼にと、飲み物を置いていきました。これが、あきらかに、前にある自動販売機から買ったものなんです。

これって自腹なんだろうなぁと思いながらも、悪い気はしませんでした。でも、他のところでもそんな感じだと大変だよなとも思いました。大変と言うのは、ヤマトの人はもちろん頼んだ人もですね。僕の場合は手伝える状態だったので良かったのですが、そういうお客さんだけとは限りませんから。

そう言えば、サービスセンターに引き取り依頼をした時にも、荷物の大きさすら聞かれなかったことを思い出しました。保険の件もドライバーに話して下さいと言われて、変だよなと感じてたんですよね。荷物を見て、保険のことを話した時、人の好いそのドライバーは、結構慌てていましたから。

どの会社でも、事務方と現場とに実務の部分で温度差があります。特にこの不況の折ですから、その言われも得ぬ不条理感は、解っていてもね…、と言うところはあります。「踊る大捜査線」(古い!)じゃないですけど、時に叫びたくもなる気持ちは充分理解出来ます。

僕はどうなのと言うと、今のところどっちも一人でしてますので、幸か不幸か文句を言う相手がいません。時折ある自己矛盾に向き合う程度です。

まぁ、そんな時は目の前にある作品を眺めては、小っちゃい、小っちゃいと心でつぶやきながら、結局は作品に癒されてしまっています。(癒されるという表現はあまり好きではないのですが、ちょうど良い言葉が思いつかないので)

さて、本日お披露目です。

寒さもあるので、入口のドアは微妙にしか開いていないかもしれません。
少し重いドアを押し開いた先は、暖かい空間に包まれます。

どうぞ、気をつけてお入り下さい。

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