2009年11月10日火曜日

ベガルタ一色

一昨日夕方、地元新聞社から市街各所で号外が発行されていました。

地元J2ベガルタ仙台のJ1昇格決定のニュースでした。昨年の入れ替え戦に敗れ、今年は開幕では若干の出遅れもありましたが、その後順調に戦歴を重ね、7年振りにJ2での3位以内が決定し、自動的にJ1昇格が決まったとのことです。

今年はプロ野球での楽天とベガルタ仙台の試合結果が、毎日のように朝夕のニュースで流れ、結構地元では盛り上がっているのだと改めて思っていました。

J1が発足したのが1993年で、当時僕はカズやラモスが所属していたヴェルディー川崎の本拠地、等々力競技場に程近いマンションに住んでいたので、毎週末に行われる試合のたびに会場の明かりで夜空が照らされている模様や大きな歓声を聞いていました。地元でもかなり盛り上がっていたことを思い出します。

あまり詳しくは知らないのですが、その後下部組織であるJFLからJ2と新JFLとに移行があり、現在のようなJ1、J2、新JFLといった形になり、J1とJ2では毎年入れ替えがあるようになったようです。

ベガルタ仙台も2001年に東北で初めてJ1入りを果たしましたが、2003年にはJ2降格、その後なかなかJ1昇格を果たせなかったので、今回のJ1昇格で地元ファンや関係者の喜びはひとしおだったのではないでしょうか。号外まで出るくらいですからね。翌日の新聞での扱いも地方紙とは言え、凄かったです。全面ベガルタ一色でした。

スポーツの世界で、プロの団体が各地域に出来てきたのは、いつごろからだったのでしょうか。といっても、知名度や規模的にも野球とサッカー、バスケットぐらいだと思いますが、また、全国的な広がりという点では、サッカーが一番なんでしょうね。

いずれにせよ、プロとして行うことの経営的な部分と恒常的に地域を活性化させる部分(文化・スポーツ振興という意味で)で最も重要なものは、地域との密着度とファンや地元の人々のバックアップですね。プロスポーツって或る意味夢を売っているものだと僕は思っていますが、ただ声援を送るといった無形の援助・応援だけでは成り立たないものです。

ですが、このあたりの曖昧模湖とした部分も含めて、うまく成立させることはなかなか難しいのも現実としてあるわけです。

それにしても、ベガルタ仙台が来年J1で大活躍し、楽天も今シーズン並みに注目度を浴び、仙台がいよいよ注目されるようになれば、それはそれで良いことです。

名ばかりの「地方の時代」を払拭する意味でも、とても大事なことです。

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