2009年11月13日金曜日

「JIN 仁」、「深夜食堂」

10月に入ってから毎回見ているテレビドラマが2本あります。


1つが東芝日曜劇場枠で放映されている「JIN 仁」、そして、もう1つがTBS系で金曜深夜に放映されている「深夜食堂」です。正確に言うと、「深夜食堂」は地元局では放映されていませんので、ネット動画で後から見ています。

最近はいろいろなネット動画が出ていますので、関東圏のみで放映されている番組でも評判が良ければ、比較的安易に見ることが出来ます。本当、便利になったものです。特に深夜帯の番組で忘れていたり、忙しくて見逃したりすることは良くあることで、画質は落ちますが録画した番組を選んで見るような感覚ですね。

2本とも原作は漫画です。ともに青年向け隔週誌に掲載されているもので、この青年向けというところがいかにも日本的です。アニメ大国である日本の中でもこの分野は、世界でもあまり見られないところですからね。

漫画が原作となっているテレビドラマや映画はここ数年多いです。文字離れやミックスメディアが言葉として現れ始めてから、若者層でもより手軽にやさしく見ることが出来る漫画に良質な物語が生まれてくるのは当然の流れのような気がします。また、漫画の世界はまさしく絵コンテそのものですから、いろいろな意見はあると思いますが、映像として表現しやすいのかもしれません。

さて、この2本は、それぞれ内容もテイストも全く違います。内容はここで紹介するよりも、いろいろなメディアに出ていますのでそちらに委ねますが、共通する魅力として登場人物やそれを演ずる役者さんにオリジナリティがあることと、強さも弱さも同時に持ちうる等身大の人の姿を描いているところだと思います。また、時代背景にも惹かれます。

「深夜食堂」に関しては、主演が小林薫さんなんで特に気に入っているのですが、起用されている役者さんを見るだけでも面白いですね。監督として松岡錠司さんや山下敦弘さんが起用されていたり(山下監督の「リンダ、リンダ、リンダ」は、岩井俊二監督「花とアリス」と並んで、女子高生を描いた秀作です)、フード・コーディネーターが「かもめ食堂」の飯島奈美さんだったり、深夜帯のテレビドラマとは思えない豪華さです。逆に深夜帯だから出来る番組でもありますが。

ここ数年、翌週も楽しみに見たいと思えるテレビドラマがあまり無かった(もっともテレビは見ていなかったので)のですが、久々にはまってしまいました。原作も読んで(見て)みようかと思っているのですが、印象が変わってしまうかもしれないので、どうしようか思案中です。

興味があれば、見てください。

でも、「深夜食堂」は、ダイエット中の人には酷かもしれません。

その辺の責任は負えませんのであしからず。

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