2009年12月19日土曜日

二度寝の朝、自分が何者かであること。

昨夜は午前4時頃目が覚めてしまい、もう一度寝るか迷った挙句、2度寝をしてしまいました。案の定、再び目覚めた時には、いつもよりかなり遅い時間になったのですが、ひとりで仕事をして、誰にも迷惑をかけるわけでもないとは分かっていても、何かすっきりしません。やはり、スタートは大事ですから。


前にも書いたと思いますが、昔から終わりよければすべて良しという言葉はあまり好きではなくて、結果をすぐ求められる仕事自体には非常に懐疑的でした。昨今は生活スタイルや時間の流れそのものが矢のように早くなり、結果が即求められることが多くなりました。

僕なんかはその辺が生理的にも嫌で、したがって上の者と意見が食い違うことは多々ありました。サラリーマンであること自体、不条理を受け入れなければならないことは充分に理解していましたが、そのたびにわだかまりのようなものは滓となり残っていったように思います。そのような積み重ねは、ときどきは眠れない日を作り、遅くまで仕事で会社にいることだけで妙な安心感を得るような、今考えるとなんと無駄だったの、という日々を過ごした時期もあります。

だいぶ以前に、若いうちは自分が何者であるかすら分からないまま仕事や生活をし、徐々に自身の在り方が固まってくると言われたことがあります。それは、家族や仲間、地域といった繋がりから結果的に自分自身があぶりだしのように生まれてくることを意味していると考えていましたが、未だ分からないままです。

昨日、青森県から出張で仙台に来られた方が、ギャラリーにみえられました。その方はオープン当初からHPでギャラリーを知り、前から来たかったがなかなかその機会が無く、今日の仕事の前に行こうと思ってくれたとのことでした。ご自身撮影もして、印刷関係の仕事をしているようで、写真については僕なんかより造詣が深い方です。2時間半程、お話をしていたと思います。とても勉強にもなり、楽しく、有意義な時間が過ごせました。

オープンして7カ月、他県の方もたまにいらっしゃいます。そんな、見ず知らずの方と写真を通して、まるで旧知の仲のような会話を交わせることに、何物にも代えがたい喜びを感じます。きっと、そんな繋がりの中で、僕自身がこれから何者であるかが分かってくるのだと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿