2010年2月5日金曜日

真冬日に思う

連日寒い寒いと言っていますが、今年は冬らしい冬になっているだけなのかもしれません。今朝も、寒さに震えながらカーテンを開け、下を覗くと積雪がありました。昨夜遅くからいつのまにか雪が降っていたのですね。

天気予報では、今日、明日は真冬日に近いようです。真冬日は、最高気温が0度未満の日と言われていますが、これに風が加わってくると体感気温が益々下がってきますから、より防寒して表に出なければなりませんので、それだけで億劫になってしまいます。

近頃はどうなのかよく分かりませんが、仙台って北国の中でも寒さに対しては中途半端なような気がしていました。雪国のように家全体で防寒対策をしているわけでもなく、部屋の中もぽかぽかになるほど暖めてもいないので、家の中でもある程度着こんでいる事が多いように思います。

よく、もっと寒い地方の人が仙台に越してきた時、寒さの捉え方が違うと言っているのを聞くことがあります。これまで部屋の中ではそれほど厚着をせずに過ごしていたのが、余計に一枚着ていないと寒いね、なんてことも言われたりします。

僕も久しぶりに帰ってきたわけで、確かにそうかもしれないなと時折感じます。もっとも子供の頃は今よりもっと寒かったり、雪も積もっていた記憶もあるので、その頃の感覚とはまるで違うものだと思います。

人の感覚は、非常におぼろげでその時その時で変わっていくものです。それは、その人を取り巻く環境に大きく左右され、慣れや習慣、経験によっても変化していきます。また、一見平凡な日常の中で徐々に変わっていくものについては、その速度がゆるやかであるので、自分自身でも気が付かない場合があります。

僕自身ドラスティックな変化は、生理的に好きでは無く、その傾向は年齢とともに上がっているように思います。変化に対する順応という事だけを捉えれば、若い時分のそれよりも劣ってきているとも感じています。

それでも、いろいろな物や事に対する感覚は、絶えず変化しながらも、常にONの状態でいたいと思っているし、その状態が無くなった時がサヨナラの日なのかなとも漠然と考えたりします。

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