2010年3月1日月曜日

感動を有難う。

早いもので今日から3月、オリンピックも最終日になりました。


昨夜遅くフィギュアスケートのエキシビションを少しだけ見ました。競技中には見られない笑顔や緊張感から解き放たれたアスリートの姿に、超一流の選手でもやはり人の子なんだなと改めて感じました。

浅田選手が競技終了後に流した涙は、きっと喜びの涙に変わっていくだろうと思いますし、安藤選手も以前からオリンピックは今回限りと公言していましたが、もしかしたら次も狙うかもしれないようです。オリンピックの舞台に立ち、その魅力を経験した者にしか分からない何かが、わずか1日の間に、人としても一回り成長しているような表情に変えているように、僕には見えました。

オリンピックを始めほとんどの競技会では、常にその結果を求められ、もちろん選手もそれを目標にして日々練習を重ねているのですが、一人の人としては結果以上に得られるものがたくさんあります。

これは、何もこのような華々しい場だけに限らず、日常のあらゆるところにあると思っていますし、どんな人も生まれてから一生、心動かす瞬間を一度も感じないなんてことはありません。生活に直接繋がらないところであっても、人が生きていく上で必要不可欠なものなのです。

4年に1度の2週間。とても短い期間です。でも、その2週間の間で繰り広げられるさまざまなドラマは、それまでの4年、いやそれ以上の期間にわたって醸成されたものの結果ですから、人々はその想いや姿勢に心打たれるのです。

陳腐で言い尽くされた言葉ですが、心から感動を有難うと言いたいですね。

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