2010年3月12日金曜日

新しい何か。

右下の演劇情報で紹介されている劇場は、PARCO劇場ですが、いわゆる民間企業が母体の劇場です。500名以上の収容人員、知名度も全国区であり、僕の感覚では大劇場のひとつです。ごくごくわずかな人だけが立てる舞台です。


そんな劇場の舞台に立って、芝居を行える事は、多くの演劇人には夢のようなものだと思います。中にはそうではない人たちもいますが、それでも、多くの人に観てもらいたいという気持ちは変わらないものです。

古澤君が出演することが決まって、そのニュースを見た時に、あぁ、今年は芝居が出来るんだと単純に喜んでいたけれど、改めて考えると、渋谷にあるPARCOだよなと、いらんお世話だけど、少しだけ心配してしまいます。

これだけの出演陣で、話題にも上がるだろうし、観る側も大きな期待を持つわけです。興味の対象は主には作品自体の出来になりますが、それを構成する役者の演技や振る舞いにいやが上にも注目が集まります。世間の評価と言うのは、結構きついもので、ネット上のレビューを見ていると良く分かります。

僕自身、古澤君についての思い入れみたいな部分があり、普通に観に来られるお客さんとは多分違うと思うので、本当に楽しめるかなという不安はあります。それでも、出来るだけ客観視しながら、舞台から発せられる言葉や感情を受け止め、新しい何かを感じられたらとの期待もあります。

あっ、もしこれを彼が読んでいたら、プレッシャーになるかな。それでも、奇抜であるとか目新しいとかではなく、新しい何かが観たいですね。その何かは、今は何なのかは分かりませんが、そんな一端が垣間見られるだけでもいいかなと思っているのです。

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