何も変わらない毎日なのに、何かが変わったかのような錯覚が心を揺らがすようです。周りの景色は、確かに人の気持ちを変えてくれます。道端にひっそりと咲く名もしれない花にさえ、その美しさにハッと気づくことはよくあることです。
桜は日本を代表する花ですし、誰もが知り、目にするものです。気象になぞらえて、前線という言葉で日本全国の動向がニュースになるのは桜ぐらいですから、その注目度はおのずと上がるというものです。
また何かが始まる、そして再生するような気持ちにしてくれる花はあまり有りません。チェーホフの書いた「桜の園」を例えにあげ、そして、あの戯曲自体を悲劇と捉えないのならば、それはやはり桜を象徴とした再生の物語だと言えるのでしょう。日本人ではないチェーホフでさえそのモチーフとして桜を選んだのは、そんな意味もあるのだと思っています。
大沼さんの桜のイメージにはかないませんが、以前に撮った桜のイメージを載せます。
何か、元気になれそうな感じです。
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