2010年4月3日土曜日

何気ないこと。

久しぶりに爽やかで穏やかな朝です。昨日は関東地方では強風の為、空の便がかなり乱れていたようです。春休みの行楽や仕事に困ってしまった方がたくさんいたことでしょうね。僕はと言えば、今はもう飛行機に乗ることが無くなったのですが、サラリーマンの頃は出張でよく利用していました。それでも、月に2、3回程度で、それもほとんどが決まった場所でしたので、あまり多くない方かと思います。


よく利用したのは、山形へ行く時でした。当時は新幹線もありませんし、出張先が将棋で有名な天童付近で空港からも近かったので、朝一番で東京を立ち、最終便で帰るような事をしょっちゅうしていました。朝一便で東京を立つと、9:00前には現地に着いてしまいます。もうすっかり慣れた仕事先でしたので、始業前に入って、従業員の方を待つなんてこともよくありました。

東北新幹線が出来てから、仙台-東京便が無くなり、山形への便がどうなったのかは知りませんが、多分少なくなっているのでしょうね。国内線の場合、大抵は1時間程度のフライトですから、乗ってしまうとアッという間に着いてしまいます。当時は、時間をお金で買っているような気分で、何気なく利用していました。

僕は旅行や観光に殊更興味がある方ではないので、ちょっと時間に余裕が出来て、観光もどきのような事をしている時に、連れ立った人なんかが楽しそうにしている様子を見ていると、何故か羨ましく感じたことがあります。そんな時は、仕事も大抵は上手くいっている時で、気持ち的にも余裕があるのですが、それでもそういう何気ないことにも楽しみを見つけ出せることに感心もさせられました。

興味の対象は人それぞれで、それをいいこと悪いことと決めつけることは出来ません。でも、出来るだけ興味の対象を広げることは良いことだと思います。自分の経験知でしか話せない人を僕は哀しく思います。理解出来ない、何気ないことを、頭ごなしに拒否することもとても悲しい行為です。

何気ないことって、実は何気ないことではないのです。

今日の青空を見ていると、改めてそんな気になります。

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