2010年4月10日土曜日

「わが家の歴史」

昨夜からフジテレビ系でフジテレビ開局50周年企画ドラマ「わが家の歴史」が始まりました。脚本は三谷幸喜さん、監督・演出が三谷さんとは旧知の中で最も信頼しているという河野圭太さんです。トータル8時間、3夜連続で放映されるわけで、テレビドラマというよりは、映画3本が連続上映されるのに近い感じです。


キャストも三谷さんがらみの方を含め、とても豪華ですね。まさにオールスターキャストの雰囲気で、今はあまり見られない大家族の歴史と昭和の歴史を交えながら、物語は進みます。映像もやや照明を抑え気味にして、昭和を感じさせるようなざらついた印象を醸し出し、とてもテレビ的でないのが良かったです。

勿論僕はその頃はまだ生まれてもいなかったのですが、実家も親の兄弟が多かったので、何となくですが、ひとつテーブルの周りで食事や家族で話している様子には懐かしさを覚えます。当時はああいった大家族がほとんどだったように思います。

物語は当時の事件や人物を絡めて進むので、いわゆるドラマ的であり、フィクションでありながらも、当時を知る誰しもが体験してきたかのような作りなので、とても楽しめます。また、その時代を知らない人にとっても、何故か妙に身に覚えがあるような感覚を覚えるのではないかと思います。その辺は作りの丁寧さなのかもしれません。

それにしても、テレビってまだ50年ぐらいしか歴史がないんですね。NHKの初放送が1953年2月とのことですから、まだまだ人の一生にも足りない程度ですが、その進化や有り様はものすごい勢いで変わってきています。現在はさまざまなメディアが混在し、それぞれに特徴を持っているわけですが、やはり一番の影響力を持つものはテレビなのかなと思います。

第一話では、まだテレビは登場してきません。おそらく今夜の終わりぐらいに登場するのではないかと思います。テレビが世の中に果たしてきた役割は非常に大きいので、その影響力も物語として現われてくるのかと考えると、開局50周年企画としてもうなずけるのかなと思ってしまいます。

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