2010年4月21日水曜日

自由な心

さて、今日は何を書こうか、毎朝ギャラリーの奥の部屋にあるPCの前で悩んでします。元来、日記や覚書や仕事でもあまりメモも取らないような人なので、改まって白紙のページに向かうとペンが進みません。キーボードの上で指が硬直し、泳いでいることが多いのです。


一旦書き始めると、徐々に進むようになるのですが、考えがまとまらない内に書きつづっているので、アップする前に読んでいると訳が分からないような状態だったりします。ホント、文章をまとめ、人に伝える能力のある人には単純に感心してしまいます。

そんなわけで、今日は大したことが思い浮かばないまま、こうして書いています。現在開催中の吉野和彦写真展もようやく中日を過ぎ、後半へと突入しました。世間では来週からGWに入るようで、色々と計画をしている方も多くいるのかと思いますが、時間に余裕のある方はアートに浸ってみてはいかがでしょう。

一昨日から始まった「仙台アート散歩」では、多くのギャラリーを始め、美術館、博物館が参加しています。本当に散歩がてら、足を踏み入れ、覗いてくれれば良いのです。おそらくそこには、日常とは違った空間と時間があるはずです。

僕は、入って来られたお客さんに、満ち足りた時間を提供したいと考えています。その為の作品選びや空間設定を常に頭の中で思い浮かべ、試行錯誤しながら展示しています。全ての人が満足し、感動を覚える環境作りみたいなそんな大それたことは考えていませんが、数多くの人に支持されるようなものではありたいと思っています。

かしこまらずに、素直な気持ちで作品と向き合えば、きっとそれ自身何かを語りかけてくれます。その何かが皆さんの思いの中で広がります。広がったもの全体や一部が感動や驚きや癒しといった感情を芽生えさせるように思います。

なので、表現するもの、それを受け取るもの全ては自由な心に根ざしているのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿