2010年4月26日月曜日

「ここにいること」

今日も自室を出る時に、polkaは一人掛けの椅子に身を丸めて眠っていました。そのあまりにも無防備な姿を見るにつけ、時折、羨ましさを感じることがあります。それと同時にずっと狭い部屋の中で過ごし、時折ぼんやりと窓から外を眺めている様子は、ある種いとおしさを感じさせます。


そんな時にふと、12年間もの長い期間、ほとんどが囲まれた部屋の中で過ごすことって、どういう事なんだろうと思います。外を眺めている時のpolkaの表情には、特に興味があるからそうしているような感じでもないし、毎日が同じように変わらなくても退屈している様子も見られません。

polkaにとっては、保護された環境にある自分を充分に理解していて、自然への回帰のようなものは既に無いのかもしれません。かと言って、ペットとしての自分の役割、行動を自覚しているようにも見えません。それは、僕自身がペットという感覚で見ていないということが、多分にそう思わせているだけなのかもしれませんが。

いずれにせよ、「ここにいること」がお互いに自然であることは確かなのでしょう。言葉という情報伝達がかなわなくても、すでにいるという事実の積み重ねがそうさせるのかもしれません。人であれ何であれ、歴史って、既に発生した事実(真実ではない)の積み重ねにより創造されていくものですからね。

さて、今日はお休みなんですが、やることは色々と溜まっていますので、あまりのんびりも出来ないようです。ひとつひとつをこなしたら、久々にpolkaのお相手をしましょうか。

もっとも、当人(ネコ)は嫌がるでしょうが。

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