2010年5月12日水曜日

時間と記憶

最近、つい昨日起きた出来事やお客さんとのやり取りなんかが、遥か遠い昔のように感じる時があります。遥か遠い昔と言っても、何十年前のような事ではなく、昨日だったのが1週間前のことのように感じる程度です。物理的な時間と自分が感じる時間との違いは、その人の環境や性格なんかに影響されるのだと思います。


ギャラリーをオープンし、サラリーマン世界から飛び出してしまった当初は、自由であると同時に今やることの順序や判断がよく分からないまま、やってしまっていたような感じでした。それでも生活のリズムを出来るだけ崩さない事だけは心がけていました。このブログを始めたのもそんな理由のひとつです。

朝起きて、店を開けるまでの午前中、ひとつの区切りとして、感ずるままに文章を書くこと。他人にとっては、ごくごく個人的なルーチンワークのように見えるのでしょうが、全くその通りで、時折面倒だなと感じることはあります。それは、特に見る方を意識して書いているつもりがあまりないことと、別に書かなくても問題はないとの気持ちがどこかにあるからかもしれません。(実際そうなのですが)

じゃぁ、時間を決めなきゃいいじゃない、思いついた時その時点で書けばよいと言われそうですが、比較的自由である自分に何かひとつの決まりごとのようなものを与えることで、安心感を得たいのかもしれませんね。そんなこともあり、このブログで書いたことも、すぐに忘れ、遥か遠い昔の記憶のように思えてしまいます。(言葉にして何かを伝えたいという欲求があまりないのかな。)

年齢と共に、単に記憶力が衰えてきただけなのかもしれません。時間の感覚が段々と曖昧になり、気が付くと今ここに至るみたいな感じを覚えるたび、しばし愕然としてしまうこともあるのですが、今のところ日常にさして影響が少ないことが救いです。

多分、こうして今書いていることも、しばらくすると忘れるんだろうなぁ。

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