2010年5月26日水曜日

モノクロームの世界

月曜日と昨日の午前中に、現在仙台メディアテーク5Fで行われている「第2回B&W Sendai Photographers 写真展」を見に行きました。月曜日はあいにくとどしゃ降りの雨だったので、来場者は少なめでしたが、それでもあの雨の中見に来るお客さんがいることには少し驚きでした。うちでしたら、おそらく誰も来ないでしょうから。


このグループには面識がある方もいらっしゃいますが、そんなことを抜きにしても素晴らしい展示会であったように思います。アマチュアとプロが混在していて、それぞれにレベルの違いはあるにしても、今の自分のスタイルや個性が充分発揮されたものでした。

ひとり4mもしくは8mの壁面に、展示方法もテーマも自由に作品が配置されています。プリントも銀塩であったり、デジタルであったりとマチマチです。共通していることは、モノクロームであること。色彩に彩られることなく、会場全体に光と影のコントラストが躍っているようにも見えます。

一口にモノクロームと言っても、実はそれぞれに全く違う色を感じるものです。それは単純に制作方法によるものもありますが、描かれている対象やトーンの違いなんかにものすごく影響されてきます。一見して強く、硬く感じられるプリントでも、実はとても優しいイメージを内在している場合があり、それは受け取る側の主観によるところもあるのですが、それもまた不思議なところではあります。

また、そんな現実感とは離れた部分や逆に現実を強く意識するようなモノクロームの世界は、見る側の想像力や感性を試すような状況を作り出す場合があるのですが、そんなことはあまり考えずにただ感じたまま、目の前の世界を楽しめば良いのです。

会期は本日26日までです。時間はPM5:00までですので、ご注意を。

是非、お見逃しなく。

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