2010年7月23日金曜日

演劇情報

右下に演劇情報を載せていますが、元ネタは「演劇ライフ」のサイトにあります。仙台に戻る前の5年間、僕は毎週のように芝居を観に行ってました。若い頃からこれほど芝居好きというわけではなかったのですが、何故か惹かれるように足を運んでいたものです。それでも年間60本程度でしたから、無類の芝居好きの方に比べれば少ない方かもしれません。


いつも思っていたのですが、最近の芝居は料金が高いです。5月に行ったパルコ劇場でも、¥7,350でしたし、近くにあるシアターコクーンでは通常\8,000~\10,000ですから、おいそれとは毎週行けない金額です。時間にして、短いもので約1時間、長いものでも特別なものを除けば、3時間30分程度です。平均2時間として、この金額を払い、劇場という空間に拘束され、観るわけです。これは、もし面白くもなく、訳も分からない芝居だったら、苦痛以外の何物でもありません。

そう分かっていても、気にいった劇作家のものや好きな役者が出演しているものは、ついつい観てしまうものです。芝居の醍醐味はやはり人が生身で行っていることとある特定の限られた空間の中で、しかもその時間でしか体験出来ないと言うことだと思います。同じ演目を1ヶ月とかの期間で行っていても、その日その日で違うものなのです。

それと、これは観なければ分からないことですが、ある場面の演技やある台詞ひとことでその場の空気が一瞬で変わることがあります。その時の会場全体の一体感というか個々の感情の変化は、例えようがないほどの快感でもあるわけです。それは音楽のライブとかのそれとも違っているような気がします。今思うと、僕はそんな出会いを求めて、観に行っていたのかもしれません。

昨日から変更した演劇情報ですが、現在行われている劇団桟敷童子の公演です。この劇団は上手く説明出来ないのですが、非常に独特な世界観をもった劇団です。舞台上で大量に水を使用したり、セット自体が手作り感たっぷりでしかも大掛かりだったりして、何より熱い役者が揃っていることが特徴です。舞台美術はもちろん、もぎりから会場案内まで劇団員が行いますから、芝居のメイクのまま開演までの対応(帰りの見送りも)を行います。そんな点もユニークです。

今回の会場は、すみだパークスタジオ 倉といって、元々は倉庫だった場所に客席も含め設営して行われますので、おそらくは入場数は200名程度だと思いますが、舞台は奥行き、天井とも広く、とても不思議な空間だと思います。(僕も一度そこで観ましたが、奥行きは体育館のようでした)

もし、興味があれば観に行かれてはいかがでしょうか。

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