2010年7月24日土曜日

夜の訪問者 from Aomori

昨夜は毎月一回開いていた催しが予定されていたのですが、生憎予約された方もいなかったので、今回は中止にしようと思っていました。ただ以前にも当日直接来られる方がいましたので、19:00を回っても、扉の前にある小さな照明はそのままにしていたのです。


5分程すぎたので、さて閉めようかと扉を一旦開けたところ、ひとりのお客さんが入ってこようとしていました。見覚えのある顔なのですが、一瞬どなたか分かりません。

その方は笑顔で「青森の○○です。」と言いました。その聞き覚えのある語り口ですぐに思い出しました。以前、弘前からハービー山口写真展にいらしてくれたのお客さんです。今回も出張で仙台に来られて、間に合うか分からなかったけど、せっかくなんで取りあえず来てみましたとのことでした。

僕も嬉しくなってしまい、時間が過ぎるのも忘れ、なんやかんや2時間程話してしまいました。その方は僕と同い年ですが、話し方もおだやかでいくらかイントネーションに青森らしさもあり、僕よりも年上のような感じがします。決して年を取っていることではなく、自然な話し方と物腰の柔らかさがそう思わせるのです。

帰り際にCDケースサイズの小冊子を頂きました。2004年に地元で行った写真展のカタログのようなものですが、約100ページもある立派なものです。

(画像の悪さは勘弁して下さい)

その方を始め、9名の写真家が参加しているグループ展なのですが、それぞれの参加作品を見ていると、ものすごく自由な感じがして、素直にいいなと思えるものでした。テーマも作風も表現方法も各人各様で、”Sha-gaku”のコンセプトにとても似ています。すでに、青森の地でそんなことを行われていたことに少々驚きましたが、人間が思いつくことですから、そういうことがあっても不思議ではないのです。


そんなわけで、昨夜は催し以上に楽しく、有意義な時間を過ごすことが出来ました。会期中にお友達を連れて再度来るかもしれないと話されていましたので、また楽しみが増えました。東北でありながら、仙台まで4時間以上かかりますから、ホント有り難いことです。僕もそんなオープンな心持ちをもった人のいる弘前へ行ってみたいと本気で思いました。以前から青森県立美術館、十和田現代美術館、弘前劇場やらと、興味がありましたし、ちょっと考えてみます。

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