2010年8月3日火曜日

血が騒ぐって、

今週末は仙台七夕です。毎年8月の6日~8日の3日間にかけて行われるようになってから、今年で100年目のようです。元々は旧暦の7月で行われていたものが、明治の頃の新暦への切り替えから40年後にそのようになったとのことです。理由は良く分からないのですが、幼いころからそうだったので、他の地域で7月に行われているのを知るまでは、特に違和感なく8月に行うことが当然のように思っていました。


毎年、七夕と言えば雨がつきもので、急な雨に対処している商店街の人々の姿が今でも記憶にあります。今年はどうやら快晴のようです。これも梅雨明けの時期が関係しているようで、普段より10日程早い梅雨明けで、高気圧の勢力を押し上げるのに充分な時間が取れた為と言われています。それで、先週は雨模様が多かったわけですね。

夏は全国でお祭りが多い時期です。東北地方は8月頭から青森を筆頭に続けて行われます。年に1回の大きなイベントとして、普段はあまり表だった行動を起こさないと思われがちな東北の人たちが一気に爆発するようです。そこにある歴史や綿々と繋がって来た生活との密着性がそうされるのかもしれません。

これも文化・表現のひとつですね。地方独自に発信している点でも、とても素晴らしいものだと感じます。性急に何かを起こさないとの考えで行うような村おこしや街おこしとは異質なもので、すでに東北人のDNAに組み込まれているものなのかもしれません。ごく自然に、ごく当たり前に参加し、楽しめること、そして利害をほとんど考えずに行えるものであるわけです。

血が騒ぐって、そういうことなんじゃないかな。

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