2010年10月22日金曜日

今日は週一の掃除の日です。

今日は金曜日です。週一で、隣との共用部であるトイレを、ビルの管理会社の手配で掃除に来ます。お隣の「可らし」さんは、いつも午後から仕込みに入りますので、午前中に行われる掃除には僕が付き合うわけです。付き合うと言っても、ただ入口を開け、中に入ってもらい、掃除が終了したら出て行ってもらうだけですから、特に話し相手をするわけでも無く、その時間にいるだけの話です。


僕の場合、大抵、9:00前にはギャラリーに入っています。深夜遅くまでの営業ということでもなく、以前より大幅に拘束時間は短いし、朝からの時間の方がなんとなく落ち着いて色々と出来るのでそうしています。なので、朝早い時間に来られても、特に困ることはありません。

2ケ月程前に管理会社が変わり、来る人も変わってしまいました。1年間に渡って毎週掃除に来てくれていた人は、僕とほぼ同い年くらいの女性の方で、世間話なんかもしていましたが、今の方は70を越えていると思われる女性です。最初来られた時は、その細い身なりに大丈夫かなと思っていたのですが(トイレを掃除するだけでは無く、午前中にビル全フロアの通路も掃除するので)、続いているようです。

長寿化、高齢化に伴い、一度リタイアしてもまた仕事をする人や仕事をしていかなければ生活がおぼつかない人も増えています。国の社会保障制度をどうこう話すつもりはないのですが、時々首を傾げたくなります。仕事を一生行い、健康に過ごすことを生きがいとしている人もいるのでしょう。中にはそうではない人もいらっしゃるわけで、その為に今まで一所懸命やってきて、残りの人生をゆっくりと過ごしたいと思っているのではと考えてしまいます。

人は泣きながら生まれ、生きることは困難極まりない事のように昔から言われています。わずか100年しかないその期間で、それではちょっと割が合わないよなと感じながらも、不条理と矛盾の現実を生きているわけです。そんなことを少しでも感じながら生きてくると、もっと楽に豊かで(心持ちとして)いられたら、と思ってしまいます。

あっ、今掃除が終わったようです。

ありがとうございます。言葉として伝えないと。

確かにそれは仕事であったとしても、僕よりも長く生きてこられた人であって、何より今もなお現実と向き合いながら生きている方なのですから。

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