2010年11月15日月曜日

バレーボール女子世界選手権 メダル獲得おめでとう。

バレーボール女子世界選手権で、32年振りに日本がメダルを取りました。前日のブラジル戦の敗戦を引きずらずに、フルセットの末獲得したものです。チームを率いる真鍋監督のiPadが話題になっていましたが、スタッフからの的確な情報と伝達が功を奏したことも、勝因のひとつなのでしょう。


また、今朝のスポーツ紙には「光速の魔女」との見出しがありました。これは、セッターがトスを上げてからアタッカーが打つまでの時間が通常約1.4秒であるのを、日本は「1.1秒以内に打つ」と目標値を設定し、身長や体力といったすぐには解決出来ない部分を速さと組織力でカバーしようとするものです。わずか0.3秒です。すぐにも出来るように思われますが、選手本人にしても現在これが完成形だとは誰も思っていないでしょうね。それほど、大きな差であるわけです。

今回のメダル獲得には様々な理由があるのでしょうが、やはり敵はもちろん自分も含めた情報分析とその対策をより具体的に示したこと、そして明確な目標設定によるモチベーション維持なんかが大きなものだったように思います。

ここで、一番大事なところは、最後のモチベーション、つまりは「気持ち」なんだと、僕は思うわけです。選手は日本代表として、その責任の重さを僕らが想像する以上に感じ、一日中バレーのことを考えているような生活をしているはずです。それを支えるものとして、周りの人の支援や応援があるわけですが、何より本人の「気持ち」の強さが重要になってきます。

さて、ここから教訓めいたことを考えてみると、

わずかな差が大きな成果へと繋がる、現状分析から具体的なアクションを起こさなければ意味が無い、そして何より「気持ち」はその行動原理のもっとも重要なファクターである、

といったところでしょうか。

これは、単純にスポーツに限ったことではありませんね。そして、忘れちゃいけないのは、それを達成するには時間が掛かることで、それでも完成なんてしないものだということです。

ぐちゃぐちゃと悩んでいるだけでは、停滞しているだけですから、昨日より今日、今日より明日へとほんの少しでも前進していけば良いのです。やはり、実際の行動として起こさなければいけないということですね。

そんな檄を飛ばされた気分になったのは、僕だけでしょうか。

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