2011年1月21日金曜日

展示がぼちぼちと始まりました。

Sha-gaku vol.2の展示がぼちぼちと始まりました。昨日は1壁分のみということと、参加者の方も初めてということで、比較的ゆっくりと展示作業を行いました。やはり、ある程度は自分で行わないと意味がありません。かと言って初めてですと何からすれば良いかすら分かりませんから、その辺りも理解してもらう為にも時間をかけるわけです。


そういった意味では、実際の展示・発表という形をするまでのプロセスをワークショップで実体験しているようなものです。一枚の写真を額装する手順から、それを壁に構成・展示することには、「見せる」要素がありますので、ある程度の経験が必要となります。学生の頃に写真部に入り、展示体験をしてきた方は、作業自体の経験はあります。なので、「見せる」ことを意識出来るかになります。一方、これまでそのような経験が無い方は、何をどうすれば良いのかが分かりません。これは「見せる」云々以前の問題で、細かい作業に疑問を抱くとやはりまだ無理だと思ってしまうわけです。

僕にとっては、Sha-gakuやClub Blossomはそんな方々へ対しての実践の場としての思いがあります。もちろん自分で考え、自由に展示をし、表現することが前提です。だから、参加費の中にはその分も折り込み済みと思ってもらって良いのです。学校ではありませんから、遠慮なく行って欲しいですし。

よく写真を撮っていらっしゃるお客さんに参加を勧めると、まだ私の写真では・・・とかもう少し経験を積んでからとか、まだ私には敷居が高いと多くの方が話されます。そう思われる理由も分かる様な気はしますが、きっかけは自分から作らないと何も始まりません。また、一歩入り込んでくれた方には、そのサポートは他の比ではないとも思っています。

現在、3つの企画参加募集を行っています。残念ながら参加を表明される方は、非常に少ない状況です。参加募集している目的として、先ずは形ある物として発表することの満足感や高揚感を自ら感じて欲しいことです。それから、それらが他の人にも伝わり、元気や感動を与えられるものであれば、なお良いなということです。

そして、もっとも大事なのは、身近な写真を通して、地域で活動、発表することの意義や意味を、個の力で残していきたいということです。それは、決して押し付けられたり、ただその環境を待っているだけであったりではなく、リアルな世界の中で自発的に発生してこそ意味ある事で、そこでの繋がりがなければ実現不可能なんだとも思っています。

ちょっと大げさですけど、本気です。

ご意見、ご希望はいつでも受け付けています。

傍目には夢見がちのただのオヤジに見えてるのだろうなと思いながらも、ひとりぐらいそんな人間がいても良いのだと、毎日自分に言い聞かせているのです。

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