2011年1月29日土曜日

Sha-gaku vol.2 開幕の日

さて、今日からSha-gaku vol.2が始まります。


昨夜遅くまで、参加者数名が展示作業をしていました。若干、まだ残っている部分はあるのですが、オープンまでには完成する予定です。参加したメンバーは、普段はきちんと仕事をされ、その合間に撮影を行ったり、プリントをしたりしている方々です。いわゆるアマチュアカメラマンと言って良いと思います。

それでも、日常的に撮影し、その出来を見ながら、あくまでもストックしているだけの方々とはほんの少しだけ違いがあります。それは、発表し、世に問う意思や気持ちが強いということです。発表しようと思う気持ちや動機はいろいろとありますから、その事に関しては僕なりのラインを逸脱していなければ、参加をしていただくようにしています。この辺りは個人で行っているので、ある程度の栽量は許されるものだと思っています。

でもね、やはり気持ちがそう動いているのかが一番大事で、ほぼそこだけを見ているような気がします。作品性や表現については、第三者的立場から見て、もう少しだと思っても、発表することで本人にも見えてくるものがありますし、実際の話、僕があれこれと話しても、それはそれと受け止めがたいところもあるわけです。

だから、発表し、自らの思いを世に問うことが必要なんですね。見も知らぬ観衆は、僕なんかよりずっと辛辣で残酷な反面、共感される部分には実に素直に反応をするものだと思っています。例えは悪いけど、子供には嘘を付けないと言われるのと同じです。

同じように自分にも嘘は付けないのが、発表の良いところです。誰にも気兼ねする必要はないし、ここでこんな発表をしても、社会に大きな影響を与えるかと言えばそうではないことの方が多いわけだし、嘘をついてもしょうがないことです。

作品たちは己の分身のように、壁面を自由に闊歩しています。一枚一枚が、さあ見てよと鼓舞しているようにも感じます。表面上はおだやかであっても、或いは文字通り躍るように配置されていても、作品それぞれの中身にはそんな思いが満ちているのです。

多くの人に見て欲しい。僕の思いはそれだけです。

是非とも足を運んでみて下さい。

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