2011年2月9日水曜日

考える時間はたっぷりあります。

積もりそうな湿った雪が降っています。このところ気温も上がり、少しは春めいて来たなと感じてきた矢先ですので、一層寒々とした気持ちにさせられます。平日の雪の日というと、お客さんの足はほとんど遠のきますから、今日はのんびりした一日になりそうです。


昔から商売の世界では、「二八(にっぱち)」とも言われ、今月はもっとも景気の悪い月のひとつに当たります。やはり、気候にも関係しているように思われ、極端に暑かったり、寒かったりすると外に出ようとする気持ちも萎えてしまうものです。この数年の景気動向を考えると、慢性的な不況感と閉塞感が後押しし、人の行動に直接影響を与えていますから、ますますそんな感じを受けてしまいます。

そんな中でも、世の中を明るく、元気にしたいと考えている人はいるわけで、その多くは「個」から始まっているように思います。もちろん、国や地域、企業の後押しで行われる場合もありますが、大抵の場合、自発的かつ自然発生的な動きではありません。

むしろ、Facebookやmixiを代表とするSNS、地味な活動ながらも常に行動を伴った態度で共感を得たいとしている人々なんかを見ていると、「個」から始まり、その繋がりにより大きく拡がっていくことの方がより自然であるように感じます。現在は、顔の見えない匿名性等まだまだ過渡期なんだと思いますが、何かそちらの方が希望を持てる気がしてなりません。

そして、それらの活動は、一見無謀で無茶な振る舞いのように見えますし、これをすることで何の意味があるのかと訝しげ、まるで相手にしない大人がいるものです。中には本当にそうであるものもありますが、先ずは一旦受け止めましょうよ。大人なんですから。

未来は決して暗く淀んだものであってはいけないはずです。僕らのような大人(年長者)は、実はそのことを一番分かっているのです。実際、過去に経験してきたことですからね。

僕は今、写真を通して、出来ることを考えて、実行しているつもりです。自己中心的と言われるかもしれないけど、先ずは身近な周りからです。まぁ、そこからしか出来ないというのが本当のところです。

「享受」することを待っているだけでは前に進みませんし、少しでも「貢献」(決して大げさな意味ではなく)出来ればそれで良いかなと考えています。そして、今、何かの縁で読んでいらっしゃる方々にも、そういう考えを持ってもらえればいいなと思っています。

もし、何か心に引っかかるようであれば、いつでも声をかけて下さい。

2月の暇な時期、考える時間はたっぷりありますから。

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