2011年2月12日土曜日

夜の写真展

昨夜は営業時間後に数カ月振りに地下鉄を利用して、写真展を見に行きました。写真展が行われている場所は、ギャラリー最寄りの駅から6駅ほど北にあり、夜10:00まで開いている非常に珍しい公共施設の一角です。駅の出口からすぐ目の前に建てられているので、迷うことはないのですが、照明はほぼ落とされ、ホントにまだやっているのかなと思わせます。


入口から右に折れると、会場のある2階への階段があり、やはりそこも薄暗い間接照明に照らされた感じです。階段を上がると、右手すぐの一面が展示会場となっていました。20点ほどのカラー作品が、そこだけ明かりを受けて、展示されています。夜の写真展も雰囲気があって、なかなか良いものです。

写真展のタイトルは、’11 嶺岸公夫・永井優写真展です。3月1日開幕予定の”Photo Showcase”に参加される永井さんと友人である嶺岸さんが’95年から毎年のように発表されている二人展です。約15年に渡り、ほぼ途切れることなく行われているもので、初回からのDMも展示されていましたが、やや色褪せたそれらはそれだけで歴史の長さを感じさせてくれます。

永井さんの作品は、前にも何度か拝見はしていたのですが、いずれもモノクロ銀塩でしたので、カラー作品は新鮮な感覚でした。イメージとテーマが合致して、とても分かりやすい作品に思えました。嶺岸さんの作品も同様にカラーでした。これらもやはり明解で、奇をてらった感も無く、とても素直な印象でした。

それにしても、毎年のように継続して発表を行うことは、実は並大抵のことではなく、多くは途中でとん挫してしまうものですが、気心が知れた2人であることが続けられた要因なのかなとも思います。個人の歴史が写真を通して、形として残っている、とても素敵ですね。改めて、発表することの意味を考えさせられました。

”Photo Showcase”へ出展予定の作品は、モノクロで、少し変わった視点での作品構成になるようです。これもまた個人的に楽しみです。

写真展は、明日まで行われています。お近くにいらっしゃる方は、是非見に行かれて下さい。おそらくお二人もいらっしゃいますから、お話をされて見て下さい。


「’11 嶺岸公夫・永井優写真展」
イズミティ21 市民ギャラリー 2F
9:00-22:00(明日最終日は19:00まで)

地下鉄泉中央駅 C3出口を出たら、すぐに会場が見えます。


それにしても、仙台の地下鉄はどうしてこんなに高いのだろう・・・。

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