2011年4月23日土曜日

永遠の命題

今日からサッカーJリーグが開幕されます。プロ野球も4月12日から開幕していますので、徐々にスポーツ界も動きを見せ始めたといったところでしょうか。この世界にいる人々とアマチュアとの決定的な違いは、これが生活の糧であることと技術的な高さなんだろうと思います。


生活の糧である以上、モチベーションといった気持ち的な部分は遥かに高く、四六時中自身のプレーの事を考えているはずです。技術的な部分は、もちろん才能もあるのでしょうが、それ以外の努力は欠かせないものになります。

昨今アマチュアとの境が徐々に曖昧になってきているものもありますが、この2つについては少なくても僕はプロですからといったところで、世間は認めてくれません。厳然としたハードルがあるわけです。

彼らは、自分の肉体と培った技術を駆使して、僕たちに出来ないようなプレーを見せてることで、感動や元気を与えてくれます。これは、僕たちが生活をする為に必要なものかと言えばそうではありません。ですから、全ての人を対象としているわけではなく、もし明日から無くなったとしても、選手本人は大変困ってしまいますが、多くの人はそれほど支障なく暮らしているのだと思います。(それに関わる企業や人々を別にして)

僕がしているギャラリーも同じです。しかも、表現の前では、プロやアマチュアといった境は非常に曖昧なものだと思っています。特に写真は誰にでも撮ることは出来ます。また、その曖昧さを大きくしているものは、卓越した技術を見せただけで、人々が皆感動を覚えるかといえば、そうではないからです。

作家ではない僕が偉そうにそんなことを言ってと、お叱りを受けるかもしれませんが、提示された作品を見る方々は普通の人々が圧倒的に多く、専門に見られている方は非常に少ないのです。そして、それら圧倒的に多い普通の人々の支持により、作品の評価や価値が判断され、アートとして存在出来得るとも言えます。

これは永遠の命題のようなものですが、これまで消えずに或ることを考えれば、そう悲観的になることもありません。

続けられていれば、おのずと答えは自分なりにでも現れてくると思います。

それにはまだまだ皆さんの力が必要なのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿