2011年4月24日日曜日

反応

昨日書いたサッカーJリーグは、昨日が開幕ではなく、約1カ月半ぶりの再開でしたね。すっかり開幕していたことを忘れていました。僕だけなのかもしれませんが、わずか1カ月半前の出来事でも忘れてしまっていることは多いものです。年齢と共にその傾向が強くなるのかは分かりませんが、少しは増えているような気がします。


遥か遠い昔の記憶を思い起こすこともあるのですが、やはりその印象の強さとか自分自身の感受性の違いなんかが影響しているのだと思います。それと、物理的な時の流れに変化はないはずなのに、感じる長さが違ってきたり、意識をするでもなく入ってくる情報の多さも関係しているのだと思います。

それに伴って、さまざまな物事への反応の速さも変わってきています。リアクション芸人ではないけれど、反応ってものすごく大事なことだと思っています。人により、仕方やタイミングや時間に違いは見られますが、生きている以上、僕たちはあらゆる場面で反応を要求されています。

仕事であれプライベートであれ、そのスピードは徐々に早まることを求められているように感じます。特に仕事では初めの動きが大変重要とされ、その時の内容が後々まで尾を引くなんてことも良くあることです。急を要することではないと自分では感じていても、周りがそれを許さない場合もありますし、対応次第では変な誤解を招いてしまうことも間々あります。

僕の場合、常々間違っちゃいけないと思っているのは、反応と判断は違うということです。その時々で本能的に、意図的に、はたまた不意に反応はします。人間誰しもそうなのだと思います。でもその場で咄嗟に判断するかというと、そうではありません。

多くの人はこれまでの経験知や情報を集め、あるいは他の人の意見を聞きながら、実際の判断をしているはずです。咄嗟に決めてしまう場合もありますが、その場合でも何かその伏線となるものが気持ちや行動の中に前もってあると僕は思っています。

判断は非常に難しいもので、その決め手ともなり得る反応は絶えずしていかないといけないと誰もが思っていますし、当たり前に自然にするものでもあります。

怖いのは知らず知らずの内に、その反応すら薄れていくことです。記憶は曖昧に、やがて忘れられていくものですが、反応は違います。

そして、きっかけとなる反応から判断へと変わり、行動へと繋がっていくわけです。

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