2011年5月11日水曜日

先は長いのですから。

震災から2カ月が経ちました。本当に月日の流れは早いものですが、実際はまだ2カ月しか経っていないわけで、状況が飛躍的に改善されているとは言えません。あらゆるものが、年単位での復旧が想定されているのですから、当然の話です。


そんな中、今月でギャラリーを開設してから、丸2年を迎えます。ほとんど試行錯誤の毎日でしたが、様々な出会いや応援もいただきながら、何とかやっているような感じです。震災後、誰しもが現状を顧みることとなり、自分自身の有り様を問われたのではないかと思いますが、僕もそうでした。

電気が復旧し、その日からギャラリーを開けました。もちろんお客さんが来られることなどこれっぽっちも考えていませんでした。ひとりギャラリーにいる日々がしばらく続くことを覚悟しながら、日々刻々と変わっていく状況を見つめていました。

そうして、自分自身何をやっているのかと思ってしまうことは何度もありました。来られないお客さんを待っていてもしょうがないんじゃないのともう一人の自分が言ってきます。でも、結局のところ、ギャラリーを開けることしか僕には出来ないし、その他に何か出来ることを鬱々と考えることも出来ませんでした。

当初の予定は狂いを生じ、しばらくは何も出来ないかなとも考えていたのですが、今のところ延期はしているもののスケジュールは立てられています。ホント、皆さんに感謝です。元々来客数は少ないですから、以前来ていただいたお客さんの顔はほとんど覚えがあります。久しぶりに来られたお客さんの顔を見られるとそれだけで嬉しくなってしまいます。

気分転換のつもりでいらして下さい。

先は長いのですから。

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