2011年5月14日土曜日

昨日からの雨がすっかり上がり、朝の日差しが窓から差し込んできます。ギャラリーは窓も無く(本当はあるのですが、見えないようになっている)、半地下なので、時折表に出ては外気に触れるようにしています。そんな時の雨は、気分的に嫌なものですから、朝に日が差し込んでいるとホッとします。


気温も外と比較して2、3℃低いので、穏やかな天気の外から入ると、ひんやりとした感じがします。今は節電や作品保護の観点から、常にスポットを付けておらず、薄暗くなっていますし、大抵は奥の小部屋で作業をしたりしているので、入って来られるお客さんは一瞬営業しているのか迷うようです。

大丈夫です、いつも通り営業していますから、安心して入ってきて下さい。入口にはセンサーがあって、人の出入りがあると、小部屋にある機器に明かりが点滅します。なので、すぐさま飛び出していきますから。

停電から復旧した時に、思わず声を上げてしまった人もいるかと思いますが、明かりってとても人の気持ちを左右させます。舞台でも照明効果でその時の状況や感情を表現しますし、それにより感情移入もしやすくなったりしますからね。

ギャラリーは作品ひとつひとつをお見せすることが主になりますから、それとは若干違っていますが、それでも照明の仕方ひとつで見え方や受け取り方は変わってきます。うちの場合、部分単位で調光も可能ですが、スポットの数にも限りがあるので、演出効果まで出来るとは思っていません。それでも、少しでも良く見えたり、世界観が伝わるように照明を考えています。

展示はさまざまな要素が組み合った結果、作り上げられた作品です。

そこに明かりも重要な要素としてあるわけです。

実際に経験してみないと分からない部分かもしれません。

だから、いつも、写真を撮っている方には、展示してみましょうよ、世界が変わるからと話しているのです。自分が生み出した子供のような作品に光を当ててあげることが、自分自身にも光を当てることなのですから。



これは5月13日に投稿する予定だったものです。

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