2011年5月16日月曜日

本会期中最後の休日

本会期中の最後の休日です。ということは、残り1週間となりました。
まだ、ご覧になられていない方、もう一度見ておきたい方は是非時間を作って来ていただきたいと思います。

毎日四六時中お客さんがいらっしゃるわけではありませんから、普通に時間を拘束され仕事をされている方に比べると遥かに自分の時間はあります。もちろん誰かにあれをやれ、これをやれと指示されることもありません。なので、今思いついていることや考えていることが、仕事なのかプライベートなのかを明確に決めることが難しいと思うこともあります。

自分の興味で調べていることが、以前は本当に個人の趣味の範疇であったのが、いつしか仕事に繋がっているなんてことがあるので、自分の好き嫌いのみで判断するのは危険なことです。組織に属している時は、前提として大きな意思がありますから、その範囲内で行っている(自然にあるいは気づかないまま)のだと思います。その枠が無くなった時、果たして自分の好き勝手出来るかというとそうでもありません。

自分によほどの自信があり、それを世間も妥当だと認め、必要なものと認識されているのなら話は別ですが、そうであることは案外少ないものです。ギャラリーと言ったって、これもひとつの商売に過ぎませんし、ましてや営利を目的とし、それを達成することで存在出来るわけですからね。

でも、その為だけに、自分自身を制限したり、ある考えに固執するだけでは、面白くもなんともないわけで、やはり個人としての柔軟な対応も必要だし、譲れない部分も合って良いのだと思います。会社という組織には社風や社是があります。一般の人にはあまり知られなくても、何となくそれらが個性やらしさになって表れてくるもので、その部分に共感を持たれたりもします。

僕はそれらを写真展という具体的な形でお見せしています。その為の構想や準備が仕事の大半を占めていると言って良いのです。そして、少なからずギャラリーと関わって下さる方々の気持ちや考えを汲めるようにするにはとか、作家の世界や表現をより伝えるにはどうすれば良いかを考えているわけです。(出来るだけお互いに妥協しない形で)

ですので、残念ながら、この場で見ていただけないことには、何も始まらないのです。

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