2011年7月6日水曜日

根拠の無い自信

この1週間は、Love and Joyの展示準備と次次回Sha-gaku vol.3参加者との打ち合わせが続いている状態です。参加にいたる経緯は、以前から発表を考えていたけどなかなか実現出来なかった方、企画に興味を持ち、ギャラリーを訪れてしてみようと思われた方、こちらからやってみたらと勧め、参加を決めた方と様々です。


共通していることは、参加を決めるまでにある程度の時間がかかるということです。その期間が長くなってしまうと、その時点で時間的にちょっと厳しいなと感じ、諦めてしまう方もいらっしゃいます。大抵の人は普段の仕事や生活以外での活動になりますから、費用面もありますが、これをすることによっての影響の方を考えるものです。また、自分の作品そのものがそれに値するものなのかといった点で悩む方も多くいらっしゃいます。

Sha-gaku vol.3は、8月中旬を予定していますから、すでに1カ月半を切っています。もう参加を考えられる人はいないだろうと考えていたのですが、一昨日ネットで申込みがあり、昨日ギャラリーでお話しをしました。打合せではなく、レビューでもなく、写真を見ながら、どうゆう考えや意思で参加されるかを聞くことが僕の目的です。

展示・発表経験の無い方は、してみようと思い、実際にそれを行動に起こすにはかなりの勇気が必要です。何も分からない自分がこんなことをしてもいいのかとか本当に出来るかとか不安ばかりが浮かびます。そんな不安まじりの表情から出てくる言葉に耳を傾け、何が彼(彼女)にそうさせたかを考えます。

写真もそうですが、自分が生み出した作品には自分自身が投影されているものです。持って来られる写真はまだ作品ではなく、多面性を持った自分がいくつもバラバラになったものですから、話との関連性を見るようにします。そして、自分自身もまだおぼろげで、ぼんやりとしているものを、僕がこうだからとか決めつけないようにしています。

その為に時間はかかります。時には4時間以上話す場合もあります。
でも、そこに耐えられたなら、ほぼ大丈夫です。

これは、根拠の無い自信のようなものです。

昨日来た彼女は僕に、またひとつの楽しみを与えてくれました。

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