2011年8月3日水曜日

大事なのは考え続けること

2日前に、Sha-gaku vol.3 の情報更新をしました。今回で3回目となるSha-gaku ですが、以前にも増して個性溢れる作品をお見せできそうです。参加メンバーも、以前に参加された3名に加え、5名の新たなメンバーを加え、しかも狙ったように男女4名ずつとなっています。詳細はこちらです。


Sha-gakuは、テーマやコンセプトに制限なく、写真作品であれば基本的にどんなものでも受け入れようとしてスタートしました。おそらく、参加を考える人たちも迷ったのだと思います。やはり、何か決めごとがないと逆にまとまりづらく、参加するにも迷ってしまうのかなと、なかなか集まらない日々に悶々としていたことを思い出します。


今だって、それほど多くの人が参加をしたいと言ってくるわけではありませんが、震災後のこの時期を考慮すれば、直接的にチャリティーとか義援(現在のギャラリーの全体の趣旨としてはありますが)ということもなく、よく集まってくれたものだというのが本当のところです。

今だからとか今こそと意気込んで行えるものかと言えば、気持ち的にはそういう部分が必要かなとは思いますが、そことは別の部分が無いと出来ないものです。つまりは、表現することの発露であり、そこから生み出した作品足り得るものが自分にあるかどうかですね。

でも、時にはそんなことは抜きにしても、何か伝えたいこと、表現したいものがある、それだけで始めてしまっても良いのではとも思います。

じゃあ、作品は二の次なのと言われそうですが、決してそうではありません。見る人によっては稚拙だとかいまいちだとかの評価を受けるかもしれませんが、Sha-gakuでは既に完成されてしまったものは望んでいません。中途半端ということではなく、今自分が持っている能力や経験から、等身大の作品を発表してくれれば良いのです。

その為に発表に際しては、彼らのほとんどは自分を見つめ、写真に問いかけ、自分自身をも見直し、考えることを続けています。おそらくは、展示終了し、会期中であってもそうなのだと思います。

そう、大事なのは考え続けること、そこからしか何物も生まれないのです。

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