2011年8月4日木曜日

「自分自身へ・・・そして誰かに向けて」

昨日思いつきのまま、新企画を発表しました。あまり変わりばえしないじゃないと言われそうですが、ギャラリーですから、作品を展示、発表し気に入ったものを購入してもらうことが本来の姿だと思っています。その為、質の良い、面白い、見る人の共感を得られるような作品をお見せすれば良いのです。


但し、個人的にしていることもあり、またもともとアートの世界にいたわけではありませんから、その範囲も限られるものです。乱暴な言い方をすれば、首都圏で活躍する著名な作家の作品を持ってきて、それを見せさえすれば良いわけでもなく、また新参のギャラリーに作品を預けてくれるかというとそうではありません。

昨年の5月まで、先ずは写真の本来持つ表現の素晴らしさを現物のものとして、目の前で見てもらっていました。一種のカルチャー・ショックのようなことをしようとしたわけです。その後、それらに興味を抱き、自分でも発表を考えている在仙や福島の人たちを集めて、Sha-gaku、Story、Photo Showcase、そして今回のLove and Joyといくつかのコンセプトの元いわゆる公募のような形に方向を変えてきました。

経験は人を進化させるのかもしれませんが、何度か行ってくると次の道がなんとなく見えてくることがあります。これまでずっとアマチュアの方による企画展でしたが、決して質が落ちているとは思っていません。むしろ、その逆であるような感覚さえします。

理由はさまざまあるのでしょうが、自身の作品を提示、発表をしない職業的なカメラマン(もちろんそうではない写真家はたくさんいます)よりも純粋に自分の世界を追い求め、表現しようとしているアマチュア写真家の方が、今の僕にとってはとても大事なのです。

さて、今回はと言えば、対象はずばりビギナーです。

ギャラリーで展示なんてとてもとてもということを良く聞きます。そんな方々に主役になってほしいのです。写真やカメラに関する経験や学習も少ないいわゆる好きで撮っているんだよねという人たちの中にも、いずれは発表をしたいと考えている方はいるはずです。

特別ではない普通の人たちが、真摯に展示に取り組む姿を僕は何度も見ています。彼らの多くは、展示が近付くにつれ表情が良くなっていきます。たぶん気持ちやモチベーションのようなものがそうさせるのだと思います。

恐れる(何にではなく、たぶん自分に)必要はありません。自分の望むほんの少しだけ特別なことをするだけです。自分の思い描くことが、目の前に現れ、見る人に驚きや感動を与えることが出来るかもしれません。

それって、すごく素敵なことだと思いませんか。

「自分自身へ・・・そして誰かに向けて」





○Love and Joy Ending Party Tanabata Night ! 「4つの出会い」
8月7日(日)17:30-20:00(延長あり) 場所 Kalos Gallery

http://kalos-gallery.com/index01.html



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