2011年8月5日金曜日

七夕前日

今週末は東北各地で夏祭りが行われます。仙台も明日から七夕です。でも、今年はやはり規模自体は小さいのかもしれないなと思わせます。普段ですと近所のお店の前にも竹飾りが出ていたりして、あぁ、七夕の季節なんだと自然に感じられたりしていたのです。今年はそんな姿はあまり見られず、市中央の商店街に行かないと見られないのかもしれません。


また、今日は七夕前夜祭として、市内で花火大会も開かれます。中止も考えたのでしょうが、夏の夜空にきれいな花火が上がる姿をみんな見たいのだと思います。お天気が心配ですが、今はとても気持ちの良い青空が見えてますし、何とか持って欲しいですね。

打ち上げ花火の美しさは、一瞬さにあります。ダラダラと長く輝くのではなく、夜空をスクリーンにして、迫力を持ってその姿を表わします。人生の内で必ず一度は輝ける時期が来ることを思い起こさせてくれる感じさえします。

しかも、一回一回の打ち上げには様々な表現があって、いくつかの花火を組み合わせることでそれらを表わしたりもしています。花火師の人とは付き合いは無いのですが、きっと職人であるのでしょうが、その前に表現者としての顔を持っているに違いないと思うのです。

花火に仕込む火薬の種類や大きさ、配置によって見え方は変わるわけですが、そこには、職人さんの技術や経験、知識といったものが集約されています。でも、見る側はいちいちそんなことを想像したり考えたりすることはありません。目の前に見えているもの、そこから感じられるものが全てです。

アートもやや似ている部分があります。技術や技法、道具といった部分はあくまでも作り手の言い分で、見る側にはあまり関係の無いことです。これを使って、こんな風にすれば間違いなしなんてことも無いし、たとえそうしたことで生み出された作品たちであっても、見る人の感覚によって捉えられ方はさまざまです。

だから、前提とか形式はあまり必要ないし、ただそれだけにこだわっているのでは何も生まれてこないとも言えます。

大抵の人は、そんな小さなこと以外の、そこにある何ものかに惹かれるのです。



○Love and Joy Ending Party Tanabata Night ! 「4つの出会い」

8月7日(日)17:30-20:00(延長あり)

Kalos Gallery

http://kalos-gallery.com/index01.html

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