2011年8月23日火曜日

お前は今何かをしているのか?

気温が急激に変わり、身体がついていかないと感じている方が多いかと思いますが、polkaにとっては好都合であるようです。一週間前までは、フローリングや日の当らない涼しい場所を選んで、身体をべったりとつけ少しでも暑さを紛らすようにしていたのですが、この2日間はソファーやベッドに身体をうずめるように丸まっていることが多いようです。


もともと寝ているか、水やエサを食べているか、どちらかしかしていないのですが、連日猛暑日が続くとその眠りも浅いようで、身体にもやや熱を帯びているような感じがしました。人もそうですが、疲れてきたりすると、身体の弱い部分が痛んできたりするもので、僕なんかは腰に来るわけで、その調子によって自分の疲労度のようなところを感じています。

polkaは生後間もなく捨てられていたネコで、その時は左目がふさがっていて、医者からはもしかしたら開かないかもしれないと言われました。やがてそんな懸念も忘れてしまったように、両目とも大きく開いたのですが、左目は右目よりも目やにが溜まりやすく、調子が悪いと涙目のようになります。だから、猛暑の頃は、何度かそんな状態になっていました。

今はそんなこともなく、polkaにとっては元の生活に戻った感覚なのかもしれません。まぁ、普段から暑いとか、痛いとか言えないわけで、身の回りに起こる全てのことを受け入れるしかないので、僕がそのあたりを察してあげないといけないのですね。

とは言っても、四六時中付きっきりではいられないし、やはり何か言われたり、行動として表わしてくれないと分からないわけで、10年以上も暮らしてきて、なんで分からないんだとしょっちゅう憤慨しているのかもしれません。

言葉を交わすことが出来る僕たちだって、真意を量りかねる時だってあるし、身近であるがゆえに話せない、行動として表わせない事が多くあるし、良かれと思ってしたことが、まるで逆であったなんて話も良くあることです。

だからといって、ただ自分のことだけを考え、思い描くように生きることなんて不可能ですから、他人との関係を意識し、それらと繋がりを持ち続けることが大切になるのです。ある人にとっては、とても、ややこしく、面倒な作業ですし、生理的に、心情的に出来ないことだってあります。

それでも、もともとが面倒で複雑な生き物であることが人としての特徴でもあるわけですから、それらを分かった上で人として言葉を持ったり、表現をしていくべきなのでしょうね。察するにしても、その兆しさえ見えなければ、何かを出来るものじゃないですから。

時折、じっと何もせずに、僕を直視しているpolkaを見ていると、お前は今何かをしているのか?と問われているような気がします。



○Sha-gaku vol.3

8月20日(土)~9月18日(日)

13:00-19:00 月曜日休み

http://kalos-gallery.com/exhibition/next_exhibition.html

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