2011年10月24日月曜日

答えはひとつだけじゃなく

次の会期までの準備期間として、通常10日程から2週間取っています。普通に考えて、これだけの期間を休みにしているのですから、のんびりしていると思われても不思議はありません。多くの参加者によるグループ展の場合でも、搬入はこの日で、作業は各自にお任せとしてしまえば、2日も取ればいいわけで、随分ムダな時間だと思われることでしょう。


ギャラリーに関することはほとんど僕ひとりで行っていることもありますが、これだけの時間を取らないと準備出来ないかと言えば、そうではありません。昨日も書いたように、段取りさえ間違えなければいいことなのです。それでも、リスクは考えておかなければいけないので、やや長めに設定しているのです。

今週末から次の会期が始まりますが、展示作業は明日の予定です。今回は個展でもありますから、明日中には問題なく終了し、明後日からはいつでもお見せできるような状態になると思っています。フライングして早く見に来たい方は、連絡をいただければお見せします。

作品数が24点で、半切サイズにプリントされたモノクロ作品が整然と並ぶ予定です。一見して静の世界に感じられると思われますが、ひとつひとつを見てもらえればそれだけではない何物かが見えてくるはずです。何と言うか、たくらみとも言うべきものが隠されているのです。

僕はきれいなだけ、美しいだけの作品にはあまり惹かれません。確かにきれいだなとか上手く撮れているなとは思いますし、技術的には高いレベルのものなのかもしれません。これは、決して認めていないということではなく、単純に僕には合わないモノだということです。あまのじゃくと言われそうですが、きれいなものをキレイだと感じることは出来ますし、普段から写真を見ているのですから、技術の高さを理解する能力は経験から上がっているとも思っています。

でも、何かが違うと感じるのです。

そのひとつは、そこに作家自身の言葉が現れているかどうかなのかもしれません。

そして、他にも・・・・。

答えはひとつだけじゃなく、いくつもあります。

探してみて下さい。



○福島隆嗣写真展 「恐ろしいことを考え続けるための都市実践」

 2011年10月30日(日)~2011年11月20日(日)

 13:00~19:00、月曜日休み、入場料 \300

 期間中何度でも入場出来るパスポート制です。

http://kalos-gallery.com/exhibition/next_exhibition.html

0 件のコメント:

コメントを投稿