2011年11月2日水曜日

昨夜手にしたのは、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」でした。

最近、夜の時間に映画を見ることが多くなっています。以前からテレビは付けているだけで、じっくりと見ることもなく、他の事をしていたのですが、こちらに来てからはDVDで映画を見る機会も少なくなっていました。


震災時に床に散らばったCDやDVDの山をようやく片付け始めた先週ぐらいから、選ぶわけでもなく、手にしたモノを見る感じになっています。ジャンルも傾向もバラバラなのは、おそらくその時点での興味の対象が変わっていて、単なる節操の無さがそうさせたわけで、中にはどうしてこんなモノを買ったのだろうと思えるものもあります。

そんなわけで昨夜手にしたのは、ジム・ジャームッシュ監督作品「ストレンジャー・ザン・パラダイス」でした。1984年制作だから、おそらくは新宿かどこかのミニシアター系の映画館で見たのだと思うのですが、鮮明な記憶はありません。その時つまらなく感じ、まるで残らない作品だからではなく、当時乱立し始めたミニシアター系映画館のどこだったのかが思い出せないだけです。

作品自体は演出がとても変わっていたのと、モノクロの風合いがとても良かったこと、ドラマらしいドラマは起きないことが印象に残っていたのだけど、昨日その印象がフラッシュバックのように蘇って来たのにはちょっと驚いてしまいました。

約30年前の映画のですから、僕の中ではかなり曖昧になり風化していて良いのだけど、当時の感覚のようなものを感じられたのですね。おそらくは、違っているはずなんですけど、何となくそう感じられるところが、この映画の凄いと思える所なんだろうと思います。

簡単に言ってしまうと、見るたびに新鮮であるけれど、どこか普遍的な何かを感じさせる、そんな作品なんです。

詳しい内容とかを書くつもりはありませんので、興味のある方は先ずは見て下さい。

さてと、明日は文化の日で、祝日ですが、この日ばかりはということはないにしても、何でも良いので自分の興味あるモノに触れてみてはいかがでしょうか。

もちろん写真に興味がある方は、是非ともギャラリーへお越し下さい。



○福島隆嗣写真展 「恐ろしいことを考え続けるための都市実践」

 2011年10月30日(日)~2011年11月20日(日)

 13:00~19:00、月曜日休み、入場料 ¥300

 期間中何度でも入場出来るパスポート制です。

http://kalos-gallery.com/exhibition/current_exhibition.html

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