2011年11月6日日曜日

写真展の紹介

開幕してちょうど1週間です。ギャラリーに来られる方には、展示会自体の話をするのがメインになるのですが、そうではない写真に関する話もしています。最近は近々開催される予定のこの写真展を紹介しています。


鬼海弘雄写真展 PERSONA 

12月15日(木)−2012年1月29日(日)

山形美術館

今年8月から10月に東京都写真美術館で開催された初の回顧展の巡回展です。鬼海さんは山形県寒河江市生まれで、写真家としては少し変わった経歴を持っている方です。作者紹介の中には、本格的に写真を始めたのが24歳と記されています。決して始めるには早くはない年齢です。

本写真展のタイトルでもあるPERSONAは、浅草界隈で撮影した一連の肖像写真が集められた写真集PERSONAから取ったもので、彼自身の代表作でもあります。

かなり前になりますが、銀座のニコンサロンで偶然お目に掛かった時には、作品の前でひとりの老婦人と話しているところでしたが、とても朴訥で優しい目をされていたのが印象に残っています。写真集PERSONAで土門拳賞を受けているのですが、もっともっと紹介されて良い写真家のひとりです。

どんな作品か興味のある方は、こちらの東京都写真美術館のページをご覧下さい。

http://www.syabi.com/contents/exhibition/index-1384.html


是非、多くの人に見て欲しい写真展です。


さてとここからは宣伝ですが、現在メインで参加募集中の企画がふたつあります。

“Story vol.3”と”Sha-gaku vol.4”です。検討されている方もいるのかとは思いますが、まだ参加者が集まらない状況です。反応が遅いのはいつものことなのですが、自分の今のステージを見つける為にも、是非とも発表して欲しいと思っています。個展としてであったり、2人展といったものでと考えている人も相談して下さい。

http://kalos-gallery.com/event/planning.html


先に紹介している鬼海さんも山形生まれで、その他にも東北出身の写真家の方は多くいます。そのほとんどは首都圏での活動が主ですが、以前は環境が無かったわけで、結果的にそうせざるを得ない状況でしたが、今は違います。地域からでも発信は可能だと思っています。

いずれにせよ、どこで何をしようが、自己表現における一番核となるものは、自身の奥に在る何物かですからね。

そして、ただ漫然と写真を撮っているだけでは何も始まらない、その事を一番知っているのはあなた自身なのです。



○福島隆嗣写真展 「恐ろしいことを考え続けるための都市実践」

 2011年10月30日(日)~2011年11月20日(日)

 13:00~19:00、月曜日休み、入場料 ¥300

 期間中何度でも入場出来るパスポート制です。

http://kalos-gallery.com/exhibition/current_exhibition.html

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