2012年1月29日日曜日

引き続き、展示作業です。

今日も引き続き、展示作業です。正確に言うと、作品をパネル化する作業をします。普通ギャラリーはあらかじめ額装された作品や出展者が準備したプリント作品を額装し展示するのですが、プリントの手配を始め、額装方法、レイアウトの提示、実際の作業までサポートしています。


本来は展示全体が作品と言えるわけで、出展者自らが好きなようにしてもらえれば良いのですが、アマチュアの方の多くは、プリントまでは出来るけど、そこから先の展示までを考えるのに苦慮するようです。具体的には、ボードに貼り付けようか、パネル化したいとか、マットを使用して額装したいけど、どこにどうやって手配すればいいのかに頭を悩まします。

しかも、制作した作品をもっとも効果的に見せるには、どのようにレイアウトしたら良いのかなんて考えていると、ますます混乱し、考えては戻り、なかなか決定出来なくなります。そこいらのこまごまとした内容を第三者立場で整理して、サポートしていくのが僕の役割になるわけです。

この時、もっとも重要なのは、その人自身の生み出す作品世界、伝えたい、言いたいことが明確になっていることで、そこが見えてこないと何をしてもうまくいきません。逆に、切り取った写真の中から何ものかが想起され、それらが繰り返し見せられることでより鮮明になっていくもので、そこに自分の意思があれば、レイアウト云々を語る必要はないのかもしれません。それだけ作品自体に力があるわけですからね。

それでも、額装方法やレイアウトは展示の重要な要素であり、そこで間違えてしまうとせっかくの作品を上手く見てもらえなくなったり、世界観を阻害してしまうことにもなりますので、ないがしろには出来ないのです。並べるにも理由があるということですね。

さてと、今日はひとつの完成形が見えてくると思っています。



○Story vol.3 企画 “2011” 

清信一芳 ∞ 小田紗優美 二人展

2012年2月7日(火)-3月4日(日)

13:00~19:00、月曜日休み 入場料 ¥300

期間中何度でも入場出来るパスポート制です。

http://kalos-gallery.com/exhibition/next_exhibition.html

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