2012年2月19日日曜日

ホントの気持ち・・・少しだけ

今週、DMを置かせて欲しいと来られた方が2名程いて、ようやく発表を考える若い人が出てきたことに嬉しく思いました。他のギャラリーで行うものであっても、基本的に写真表現であれば、僕は置くようにしています。なにより、そういう人たちが増え、一般の方にも写真の面白さや奥深さを知ってもらえる機会が増えることを願っているからです。


願っていると書くと、ちょっと大げさに思われるかもしれませんが、これってホントの気持ちなんですね。そうじゃなきゃ、写真をアートとして捉え、しかもそれらを紹介する、もしくはそういう写真を発表してみたいと考えてる方に対して専門のギャラリーを開くことなんてしませんから。

ただ勘違いして欲しくないのは、いわゆるアート系に感じられる、見える作品以外を認めていないということじゃないことです。結局、アートって、その人となりや生き方が表現されているもので、上っ面はそれ風に見えてしまったり、逆にすぐには見えなかったりするものですからね。たまたま、その表現方法が写真であっただけなんですけど。

理由のひとつは、今はカメラは誰もが扱えるものであり、常に撮ることが出来るものだからです。そして、デジタルだアナログだなどという議論はもはや過去のものだと考えているし、カメラだって自分の表現にしっくりくる、合うものを使えばいいと思っているくらいです。その安易さが他のアートと比較して、一見下に見られるような風潮なんですけど、それって違うでしょうとも言いたいわけです。

ただ、自己表現としてエゴイスティックな部分だけが見えたり、逆に何も感じられないものに惹かれないのは事実で、それは写真に限らないことです。つまりは、人が作りだすもので、ましてや大量消費財ではないわけだから、その人自身が表れていたり、想像するに値したりするものに自然に惹かれていくということです。



あぁ、やはり面倒くさい男ですね。



○Story vol.3 企画 “2011” 

清信一芳 ∞ 小田紗優美 二人展

2012年2月7日(火)-3月4日(日)

13:00~19:00、月曜日休み 入場料 ¥300

期間中何度でも入場出来るパスポート制です。

http://kalos-gallery.com/exhibition/current_exhibition.html

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