2012年3月2日金曜日

いよいよ残り3日

いよいよ残り3日となりました。

ぼちぼちと次回の準備を考えながらも、多くのお客さんが来られることを願い、集中していこうかと思っています。そうは言っても、作品はずっと動かずにあるだけですから、僕がどうこうしようが変わるわけではありません。でもね、毎日眺めていると、ふとした瞬間に印象や雰囲気が違って見えたりするのです。おそらくその時の体調とか感情の持ち方の違いにも影響されているのでしょうが、その辺りは不思議なところです。

人もそうですが、第一印象が強く残り、次第にそうではない部分ややっぱりそうだったと思えるような部分を認識しながら、理解していきます。アート作品も一緒で、初見ではよく分からなかったことが、時を置き、再び見ることで何となく理解出来ることは良くあることです。理解出来るというよりも、感じられるといった方が正しいのかもしれません。

芝居のように、初日から楽日までに徐々に変わっていってしまい、まるで違うものになってしまうことはありませんが、それでも新たな発見はあるものです。おそらく、そんな感覚や感情を呼び起こさせてくれるものが、アートの奥深さであって、本物なんだろうと思います。

今回の二人の作品は、間違いなく本物だと思っています。だから、写真家がさまざまな視点や距離で対象物を撮るように、見る方もいろいろな見方で、自分なりの発見をして欲しいのです。たとえそこから見えてくるものが、作家の意図とは違っていたとしても、それはそれで良いのです。

なぜなら、作る側も見る側もその点については、全く自由であることが前提だからです。



Story vol.3 企画 “2011” 

清信一芳小田紗優美 二人展

201227日(火)-34日(日)
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。



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