先ずは知り合いの方が来られるわけで、そうなるのも変わったことではないのかもしれませんが、遠方から電車で来られるのですから、僕としても本当にありがたいと思います。昨日は東京から1名、先週の日曜日には山形から来られたり、参加者と直接的に知り合いでもない方も足を運んで下さっています。
ギャラリーは市北部、といっても仙台市役所から徒歩20分程度ですが、いわゆる商業施設の集まった場所から離れていますから、他に何かのついでにという方は少なく、ギャラリーに写真を見に来る目的の方がほとんどです。知名度的にもまだまだで、非常に分かりづらいところにありますし、なかなか足が向かないかもしれません。
ですから、わざわざ見に来て、特に何の感想も湧かず、帰られることがないように、ひとつひとつの企画展に、手を抜いたり、質を落とすことは出来ないのです。集客を図らなければいけないことは理解しつつも、派手な宣伝やPRに費用を回すよりは、企画に参加してくれる方へのサポートや見に来られる方が少しでも印象に残ったり、写真の可能性や奥深さ、逆に手軽に楽しめるものとして理解してくれる方向へ力を注いだ方が良いと考えています。
日常にアートをといった言葉をあちこちで聞きます。とかく、アートはその姿、形に囚われがちですが、人の表情と一緒で、それらが持つ一部分に過ぎず、むしろ、形に表れないところにその真意はあると思っています。それらは、物質的な豊かさや一個人の欲といったものから離れ、人々の心に自然に残るような文化として成立した時に、初めて日常へと組み込まれるような気がします。
話がまとまらないのですが、いつもそんなことを考えながら、僕の日常は過ぎていくのです。
○Photo
Style vol.1 同時開催 江口敬写真展 “風渡ル組曲”
2012年4月14日(土)- 5月6日(日)
13:00~19:00、4月16、23日(月)休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。
13:00~19:00、4月16、23日(月)休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。
江口敬写真展 “風渡ル組曲” :http://kalos-gallery.com/exhibition/concurrent_exhibition_1.html
0 件のコメント:
コメントを投稿