2012年5月31日木曜日

ぼちぼちと始めよう。


昨日がちょうど折り返し、「写真新世紀 仙台展2012」も終了し、木戸さんの作品が見られるのはここだけになります。僕も月曜日にメディアテークまで見に行きましたが、やはり会場が大きい分、少しぼんやりとしてしまっているかなというのが率直な印象でした。

それでも、全国から集められ、一定の基準を持って選ばれた作品が一気に見られる機会は、地域ではそう多くはないし、大判プリントの効果や意味を理解するにはうってつけですから、今後も開催していって欲しいなと思いました。

こちらは、まだ2週間以上残していますから、写真新世紀を見に行かれた方は、是非ともギャラリーで木戸さんの世界に浸って欲しいと思っています。小さい分、流れや密度が変わりますので、そのあたりも楽しめますし、木戸さん自身の心の軌跡も見えてくると思います。

カタログも残り少なくなってきましたので、お早めに。

さてと、次の準備も進めないといけないな。

ぼちぼちと始めよう。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。



2012年5月30日水曜日

いつのまにか時間は過ぎていて


そうこうしているうちに5月も終わってしまいます。

まだ先だからと手を付けずに放ってしまっていると、いつのまにか時間は過ぎていて、直前になってようやく動き出すのは、誰にでもあることです。機が熟すのを待つというと物事をきちんと考えているように思えるけど、始めようとするきっかけは突然に現れるもので、その時の状況によって気付くかどうかのような気がします。

気付いたとしても、今は出来ないなとか無理かなとの思いが頭をよぎってしまうと、そこで立ち止まってしまうか立ち消えてしまうことが多いけど、結局は不安なだけなんですね。具体的な目標がある場合は順を追って着実に進める方が良いわけで、その段取りもある程度決まったものです。それにしても、大抵の物事は自分の思い通りには進まないものですから、自分でそう仕向けることや保証のようなものを欲しがります。

今ならここまでは出来る、少し頑張ればあそこまでは出来る、もっと無理すればなんとか出来るかもしれない、思いつきだけではなく、いろいろと考える時間が必要になるわけです。で、する人、しない人の違いは、その間に少しづつでも前に進んでいる実感があるかどうかなんだろうと思います。

さて、本当に機が熟するか、はたまた時間だけが過ぎていて、枯れ果ててしまうか、それは常に自分次第なのです。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。






○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

2012年5月29日火曜日

言葉以上に語れる手段っていくつもあるってこと。


Billy Elliot邦題「リトルダンサー」

昨日少しだけ観ようと思いながら、結局は最後まで観てしまった映画です。

もう何度となく観ているのですが、タイトルにもなっている主人公の少年、ビリー・エリオットが父親の前で踊るシーンでは、分かってはいても涙が出てきてしまいます。もうそうなると、観ることが止められなくなるのも分かっていることで、しょうがないなと思いつつ、いつもエンディングロールまでしっかりと観てしまうのです。

それがこちらのシーン



これだけ観ても何なのと思うでしょうが、この後父親がどうしたかは観てもらうしかないよな・・・。

言葉以上に語れる手段っていくつもあるってこと。

さて、今日からまた一週間が始ります。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。






○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

2012年5月28日月曜日

小休止


小休止。           

今日は折り返しに向けての休日です。先週はお客さんが来られたりしていて、今のところ2週間ぶりの休みといったところですが、普段からオンオフの切り替えの意識があまり無いので、雨が降り出す前に出かけてこようと思っています。

先ずは、写真新世紀を見に行かないとね。人には散々勧めておいて、本人が行かないのもなんですし。やはり自分の眼で見たり、触れたりしないと、後から話すにしても説得力がないですから。のんびりと歩いて行こうかと思っています。

その後は、ノープラン、といいつつ、結局は前からしなくちゃと考えていたことをするんだろうけど、とりあえずは思いつくまま流れに任せてといった感じで。

それでは、皆さんも良い1週間をお過ごし下さい。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。




○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

2012年5月27日日曜日

書を捨てよ・・・


気持ちの良い五月晴れがあまり見られないまま、5月が終わろうとしていますけど、昨日に引き続き、今日も日中は穏やかで、暖かくなりそうです。寺山修司宜しく、「書を捨てよ、町へ出よう」ではないけれど、文字通りにそんな気分になってきます。

写真を撮る人にとっては、カメラや他の写真に興味を持ったり、その知識だけを追いかけるのではなく、もっと自分自身で撮影しなければいけないよと言えるのかもしれませんが、これはとても表面的な捉え方に過ぎません。実際は、どちらも大事なことで、どちらも続けていかなければならないことです。

先の寺山修司にしても、大変な読書家であって、タイトル通りに書を捨てたわけではなく、実感を求めるべく外に出る行為をおこなってもなお、本を読むことも捨ててはいないのですね。それはもとより、彼自身が文筆でもって価値を創造しているわけですから、至極当たり前のことなのです。

これはどの世界にいても同じことで、特に新しい価値を創造したいと願い、実践している人々は、系統としての自らの立ち位置や先人の知識や知恵を理解し、それ以上のものをもがきながら追求しているのだと思います。倣っているだけでは、創造とは言えないからですね。

そうして作られたものをどれだけ客観視しえるかという所になってくるのですが、それには発表するしかないのだと僕は思っています。手放しで放り出す勇気が必要になってくるわけです。もちろん失敗もあるでしょう。悲しい思いをするかもしれません。

でも、そのひとつひとつが、全てあなた自身が生きて、創造している証でもあるのです。また、それらを理解するためにも、単純に書を捨てることは出来ないし、とは言え、ただそこだけにすがっていてもいけないものなのです。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。




○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

2012年5月26日土曜日

たまにはあっさりと


今日明日は陽気もよく行楽日和になりそうです。              

僕は相変わらずの日になる見込みですが、いよいよ、本日「写真新世紀 仙台展2012」のアーティストトークに木戸さんが参加されます。もう耳にタコですね。アーティストトークの前後にでも、ギャラリーに足を運んでもらえると作品世界が一層理解出来るんじゃないかと思っています。

まだ折り返しにもなっていませんが、来客数はすでに普段の写真展並みに迫りつつあります。ほんと、有難いです。カタログも予定通り購入いただいています。カタログはギャラリーでしか手に入りませんから、興味のある方はお早めにお越し下さい。

そんな中、次の写真展の準備も進めています。中身に関する情報は一切流していませんが、サイトスケジュールに載せている通り、”Love and Joy  again”です。実はまだ僕自身もどんなものになるかがはっきりとしていないのですが、きっと良いものになる確信だけはあるので、お楽しみにしていて下さい。

それでは、良い週末をお過ごしください。

今日は、あっさりとしすぎているかな。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。




○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

526日(土) 15:30 – 17:30 アーティスト・トークに出演予定

 

2012年5月25日金曜日

あらゆるところにヒントやチャンスは隠れている


何度も書いているので、もう知ってるし、飽きたよと言われると思いますが、「写真新世紀 仙台展2012」は今日から開幕、明日1530からアーティストトークが予定されています。昨日も搬入後に木戸さんがギャラリーに来られましたが、3月後半から始まった展示会ラッシュもようやく一段落ですねと言ったところ、まだ明日がありますからと、気持ちの入った返事がありました。

僕は営業中なので見に聞くことは出来ませんが、写真が好きで、常日頃から撮影をしている方やいつかは自分も発表をしてみたいと思われている方は、是非とも彼女の話を聞いてみて下さい。たかが写真のことですが、その実向き合い方によっては、自分自身はもちろん、他の人に対しても影響を与えるに充分な手段であることを実感出来るかもしれません。

そう、あらゆるところにヒントやチャンスは隠れているわけで、そこに行きあたるかどうかは、自分次第ということです。情報や知識はいまやどんな所にも転がっていて、いくらでも手に入りますが、実践を伴った経験ある人の言葉はそんなものをいっぺんに凌駕してしまうほどの力があります。

まぁ、そこに気付くかどうかってところが問題ではあるのですが、その場では理解出来なかったり、感じなかったことは持ち帰り考えてみることです。すでに先のステージに行ってしまっている人の話は、それだけで難しいものと思いがちになりますし、実際そういう人も見かけますから。もちろん、木戸さんは違いますけどね。

さて、ギャラリーも三度目の週末に向けて、多くの人に来て欲しいと思っています。

メディアテークの帰りにでも、散歩がてら、お立ち寄りください。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。



○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

526日(土) 15:30 – 17:30 アーティスト・トークに出演予定

 

2012年5月24日木曜日

もっともシンプルに作る側と見る側の感情がぶつかり合う場


上がったり、下がったりと、今日はそんな天気になりそうです。毎回同じことを書いているけど、朝日がある光景はやはり気持ちが良いもので、今日も始まるぞといった感がします。

早いもので、明日から「写真新世紀 仙台展2012」が仙台メディアテークで始まります。ギャラリーに来られた方々は、是非見に行きたいと仰っていますが、もしそちらで初めて木戸作品を目にした方は、個展を見に来て欲しいと思います。

以前から話しているように、自己表現は個人としての発表が基本なんだと思っています。たとえ、コンテストやグループでの発表であっても、発表はあくまでも個人として行われ、見る側も個人としてその評価をするものです。ですから、個展は、もっともシンプルに作る側と見る側の感情がぶつかり合う場でもあるわけです。

これまで、ギャラリーで公募して開催してきた企画展においても、その考えは変わりなく、参加される方には個人としての表現をしてもらうようにしてきました。作風やテーマ性の統一感なんてものは、僕にとっては二の次なんです。乱暴な言い方ですが、バラバラでなんだか良く分からないといった状態でも構わないのですね。

まぁ、その前提として、個が強くなくちゃいけないわけで、そのために注力しているだけとも言えます。そして、近い将来の個展開催への足掛かりになって欲しいのですね。

現在募集している、Photo ParkSha-gaku vol.5についても、内容は違っていますが、これを機にして次のステップにすることは出来ます。チャンスが向こうから来てくれることなんかありませんから、自分で進むしかないわけで、少しでも写真で何かを表現したいと思っている人は、今すぐ手をあげて欲しいのです。




木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。




○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

526日(土) 15:30 – 17:30 アーティスト・トークに出演予定

2012年5月23日水曜日

数は非常に少ないけれど


今年の5月は雨が多いよなと、昨日も午後から降り始めた強い雨をぼんやりと眺めていると、ちょうど、そんな中、見に来て下さったお客さんがいらっしゃいました。ほんと有難い話です。

今回の写真展は、被災地の写真ということもあり、新聞を始め、テレビでも取り上げてくれています。記事や出演した様子を見て来られる方の多くは、被災地や震災と言った話題になりやすいことを抜きに、実際の作品を目の当たりにして、木戸さん自身のこの作品に対する思いや姿勢、作品性の高さに感じるものがあるのだと思います。

以前も多くの人に見て欲しいと書きましたけど、やっぱりその思いは強く、まだまだ満足の域には達していないのが正直なところです。まだ始まったばかりですから、それほどジリジリとした気持にはなっていませんので、ご心配なく。

作品を見ていただけるだけで僕自身は良いと思っているのですが、木戸さんの人となりや写真家としての考えを理解するには、26日に「写真新世紀 仙台展2012」で行われるアーティスト・トークをご覧になって下さい。本来は僕がそういうイベントを行わなければいけない立場なのですが、よりフレンドリーに接することが出来るオープニング・レセプションを選んでしまいました。でも、これも規模にあったやり方だと思っています。

数は非常に少ないけれど、覚悟を持って写真に向き合い、実際に形とするために行動している人は、この仙台にもいるわけです。そして、そこにはプロだからとかアマチュアだからといった枠もありません。ただ純粋な目的を求めて、カメラや写真を手段として選び、その力を信じているから出来ることだと言えるのです。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。



○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

526日(土) 15:30 – 17:30 アーティスト・トークに出演予定

 

2012年5月22日火曜日

2週目の始り


2週目の始りです。

今週末25日からは、仙台メディアテークで行われる「写真新世紀 仙台展2012」でも木戸さんの作品が見られます。個展との重複は一部ありますが、14点を出展する予定です。会場や構成・展示様式が違っていますから、個展をすでに見に来られた方は、少し違った印象を持つかもしれません。

写真と言うものは、一枚だけを見ると、それが報道や記録であれ、目の前の瞬間を切り取ったものであり、流れる時間軸の中で表現されたりするものではありませんから、そのイメージから浮かぶ印象はひとそれぞれで違ってきます。そのため、作家の本質や考えが非常に伝わりにくい、または違った形で伝わってしまうものでもあります。映像とはまるで異質のものと言って良いのです。

そういったところが、見る側にとってはやや難解に感じられたり、何を言っているのかが分からないと言われる所以でもあり、奥深さでもあります。でも、僕自身は、見る側はそんなことを感じることを厭わずに、好きなように解釈して良いのだと思っています。作家の中には僕が言いたい、伝えたいものはこうなんだ、だからこう感じて欲しいなんて思っている人もいますが、それらを見た人たちが、もしそう感じなかったとしても、そのことを責めることは作家のエゴであり、馬鹿げたことです。

単純に言ってしまうと、そこまでのことが表現されていないだけのこと。対象の捉え方、見つめ方、そこから切り取ったイメージが、伝えたいことそのものではなかっただけのことなのです。もしくは、それを伝えるための構成や努力を怠ってしまっているのだと思うのです。

とはいえ、作家にとっても、簡単に出来ることではありません。一番重要かつ一番難しいことなのです。

さて、話は戻りますが、今回木戸さんの作品が同時期、同タイトルで2会場で行われ、それぞれ違った構成で発表をしているわけですが、これもあまりあることではありません。いくつかの偶然性があったにしても、こうして行っている意味や意図を、実際にご自身の眼で見て、感じて欲しいと思います。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。




○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

526日(土) 15:30 – 17:30 アーティスト・トークに出演予定



2012年5月21日月曜日

ズレ


今朝は日本全国で金環日食を見られた方が多いのでしょうね。僕はと言えば、何度となく耳元で鳴いているpolkaを押しのけながら、寝てしまっていました。まったくもって、もったいないとの声が聞こえてきそうです。

テレビから流れてくる映像を見ながら、横で興奮気味に話しているキャスターの声を聞いていても、なぜかピンとこないのは、僕自身の性格のせいなのかと思ってしまいます。もっと興味を示してもいいんじゃないのと心に話しかけてみても、湧きあがるものが感じられないのは、とても悲しいことなのかもしれません。

そんな感受性で、アートとか表現をしようよなんて語っていいのかと思ってしまいますが、これはまた別の話で、基本的に僕は人が起こすこと、生み出すものの方が好きなだけで、そこからワクワクしたり、ドキドキとしたり、はたまたざわざわとするような感覚の方に惹かれてしまうのですね。

まぁ、ちょっと疲れているだけなのかもしれませんが、今の僕にとっては一番近いものだし、それなしでは生きている感覚も生まれないのだから、自分の中では間違っていないと思っているのだけど、世間とはややずれているのでしょう。

でも、そんなズレのようなものが表現者にとっては、大事なことなんですね。人とは違った視点とかまだ誰も見たことのないものを創造することは、その人自身が意識的にそうしたいとして、作っている部分もあるのですが、大抵は、無意識的に感じているズレから発生するような気がします。

言葉を変えれば、これで良しと思い、その中にいることに何事も感じなくなった時点で、創造は終わってしまうのかもしれないと言うことです。

表現者はそれで良いのだけど、僕はそうではないし、やっぱりどんなものなんだろうか。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。




○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

526日(土) 15:30 – 17:30 アーティスト・トークに出演予定

 

2012年5月20日日曜日

とりあえずは、今日一日のことを考えていこう。


今日も暖かい。気持ちの良い朝です。

polkaも普段通り、ご飯を要求し、すっかり朝の仕事を終えたように、ソファーで寛いでいます。

何事もない一日の始り。穏やかな時間だけが流れている、ただそれだけのことなんだけど、差し込む光に暖かさ以上の優しさを感じます。

今日は何かいいことが無いかな、なんてことを考えるのは止しにしよう。

求めているばかりじゃ、手に入れたいものは入らないし、無理やり手に入れたとしても、それが本当に今の自分に必要なものなのかは分からないから。

とりあえずは、今日一日のことを考えていこう。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。




○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

526日(土) 15:30 – 17:30 アーティスト・トークに出演予定

 

2012年5月19日土曜日

ようやく一週間。


ようやく一週間。

今回の会期は若干長めなので、まだそんな感じです。今日、明日は天気も良さそうだし、「青葉まつり」で街中は混雑しますから、ゆっくりと散歩でもしながら、ギャラリーを探しに来て下さい。 探しに来て下さいと書いたのは、大抵の方は見つからずに、迷われるからです。僕自身、隠れ家的な意味などまるで考えたこともないのですが、来られる方はそんな印象を持つようです。

確かにバス通りから小道に入る必要があるし、ビルの壁には小さな看板があるだけで、しかも電柱に隠れていたりするわけで、とても分かりづらいでしょうね。ビルの入り口を抜けても、鉄の扉に塞がれているので、中は見えないしで、ちょっと入るのにも躊躇してしまうかもしれません。

重い扉を開けると一段下がっているので、注意書きがあっても、初めての方は大抵躓かれます。風変わりと言えば聞こえは良いですが、全くもって、お客さんに優しくない店です。

でも、いったん入ってもらうと、分かってもらえると思います。ただの変わった店だけではないことをね。好き嫌いは分かれるかもしれませんが、それも承知の上です。もちろん、ただ楽しい気持ちで時間を過ごし、帰ってもらえるだけでも良いとは思っていますけど、それだけだったら、もっとそれに沿った娯楽がありますからね。

何か分からないけど、心や頭に残るものがなくちゃいけないし、限られた空間の中で、見る人にも積極的に作品と接して欲しいのです。テレビや広告のようなただ流れているものを受け入れるだけじゃなく。過剰な説明は単純に理解を深くすると思われがちですが、逆に見識を狭くするものです。自分で感じたことを素直に受け止め、それらに疑問を持って考えることって、案外今の世の中少ないことですから、そういう時間も必要なんだと思うのです。

そうすれば、やがて自分の世界は広がると思うしね。

さて、お帰りの際は、身長のある方は頭に気を付けて、扉を抜けて下さい。

たまに頭をぶつける方がいますから、

せっかく考えたことがどこかへ行っちゃわないように。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。




テレビ出演予定

518日(金) 18551900 「希望へ みやぎ」


519日(土) 9301000 「ウォッチン!プラス -絆みやぎ-



○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

526日(土) 15:30 – 17:30 アーティスト・トークに出演予定

 

2012年5月18日金曜日

伊達や酔狂で・・・


今夕とあす朝に、下に書いているように、テレビで木戸さんが紹介されます。編集後の映像を見ていないので、何とも言えませんが、個展の様子も映し出されるかもしれません。先ずは、木戸さんの人となりや写真家としての覚悟といった部分が見えてくれれば良いのですが、短い時間ですからね。

それと、明日、明後日は2年ぶりの「青葉まつり」で、市中央の商店街から駅にかけて、すずめ踊りや山鉾が見られ、多くの方が参加されるのだと思います。今年のテーマは、「伊達の気概を発信し、感動と再生へ心ひとつに!」です。まさに、気概はあっても、それを発信し、思いを共有出しなければひとつにはなれませんから、先ずは発信することが大事なわけです。

個人的には、プロ・アマ問わず、写真と関わっている人たちがもっと個人として発信して欲しいと思っているのですが、なかなかそこまでの気概を持った方は少ないようです。もちろん発信する内容は、自分らしさや自分自身といったものになってきますから、どんな小さなものにせよ、自分なりの覚悟が必要になってきますしね。

でも、そういった個が集まってくることで、周りの環境も変わっていくのだと思うのです。通例や常識が時代とともに変わるのも、その時代時代の人間が変えていっているからで、自然にそうなったわけではありません。しかも、始まりは決まってひとりの人間から起こるものです。

さて、伊達の気概ってなんだろうかと・・・。

「伊達や酔狂で・・・」のそれじゃないことだけは確かなんだけど。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。




テレビ出演予定

518日(金) 18551900 「希望へ みやぎ」


519日(土) 9301000 「ウォッチン!プラス -絆みやぎ-



○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

526日(土) 15:30 – 17:30 アーティスト・トークに出演予定

2012年5月17日木曜日

どうやら、世の中はそういったものを珍しいことと感じているようです。


楽天が6連勝、ベガルタが開幕からいまだ負けなしと、地元を拠点としているプロスポーツチームの調子が良いと、普段は興味が無い人でも、へぇ、そうなんだ、ぐらいは思うかもしれません。

それでも、自分の好きなチームや地元の人々が頑張っている姿を見ると、悪くは思わないはずです。特にスポーツは大抵勝ち負けが付くので、見る側も感情の移入がしやすいものですしね。

野球やサッカーといったプロの世界は全国区ですから、常に注目を浴びるように繰り返しメディアも取り上げます。ここでいうメディアというのは、おもにテレビと新聞のことです。

今はテレビも新聞もあまり見ない人も増えていて、大抵はネットで情報を収集するのかもしれませんが、いまだテレビの影響力は大きなものです。テレビに出ている人が有名人であり、現在活躍している人との認識は、いまだ否めないものがあります。

もちろん、そうではなく、自分の好きな分野の中で、有名であったり、活躍している人はいるわけで、そういう人たちを応援することは、当然のようにあります。そう、すぐ近くにいる人に対してもそのような感情が生まれることは、何も珍しいことでも変わったことでもありません。案外、そういった方が、感情のレベルは高いですから。

情報過多な現在、僕たちはさまざまな選択を自分で行っていかなければなりません。あえて、主観を抑え、客観的な捉え方をしなければならないこともあります。それでも、完璧なことはありませんし、はたして正しいことだったと思えるかなんて誰にもわかりません。

時に感情の趣くまま、自分に対して素直な気持ちで判断することも必要なのだと、僕は思うのですが・・・。

どうやら、世の中はそういったものを珍しいことと感じているようです。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。




テレビ出演予定

518日(金) 18551900 「希望へ みやぎ」


519日(土) 9301000 「ウォッチン!プラス -絆みやぎ-



○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

526日(土) 15:30 – 17:30 アーティスト・トークに出演予定

 

2012年5月16日水曜日

あぁ、天気が良くなるといいな。


昨日とは打って変わって、今日は気温が上がりそうな雰囲気です。毎日上がったり、下がったりと体調の方が追いつかない人もいるかとは思いますが、充分注意して下さい。

昨日は平日の雨の日に関わらず、何人かの人がギャラリーに来て下さいました。こういった個人の小さなギャラリーはなじみのお客さんはいても、四六時中誰かがいるかと言えばそうではありません。一日中、誰も来ない日もありますし、その傾向が平日の方に強くなるのは、当たり前の話です。

大抵の人は仕事をしているわけで、一日あるいは一週間の中で自由になる時間は少ないものです。その中で、自分のしなければいけないことや興味あることに優先順位を付けてなければいけないのですから、よほどのことが無い限り、アートに親しむことはないと思っています。これまでに書いてきたように、アートは生活に直接関係しないものだからですね。

これは何も一般の人の受け取り方だけの問題ではなく、それらを創造する表現者や場を提供し、作品紹介をする僕たちのような人間にも一因があります。簡単に言ってしまうと、誰もが発表出来たり、訪れることが出来る環境を作ろうとしてなかったり、するべき人間が活動を継続的におこなっていないからではと言うことです。

もちろん、ギャラリーとしての方向性や質を第一に考え、それらを受け入れてくれる人々を対象としていくことは、間違ったことではないにしても、村意識的な考えではいけないように思います。また、作り手側も、妙なアカデミズムや組織、コミュニティーの中に埋もれ、本当の意味での個の表現、発表をしていない人が多いのではと思ってしまいます。

あくまで、僕個人の意見ですが・・・。

こういうことを書くと長くなってしまうし、ちょっと気が滅入ってきそうになるので、今日はここまでにしておきます。

あぁ、天気が良くなるといいな。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。




テレビ出演予定

518日(金) 18551900 「希望へ みやぎ」


519日(土) 9301000 「ウォッチン!プラス -絆みやぎ-



○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

526日(土) 15:30 – 17:30 アーティスト・トークに出演予定