2012年5月23日水曜日

数は非常に少ないけれど


今年の5月は雨が多いよなと、昨日も午後から降り始めた強い雨をぼんやりと眺めていると、ちょうど、そんな中、見に来て下さったお客さんがいらっしゃいました。ほんと有難い話です。

今回の写真展は、被災地の写真ということもあり、新聞を始め、テレビでも取り上げてくれています。記事や出演した様子を見て来られる方の多くは、被災地や震災と言った話題になりやすいことを抜きに、実際の作品を目の当たりにして、木戸さん自身のこの作品に対する思いや姿勢、作品性の高さに感じるものがあるのだと思います。

以前も多くの人に見て欲しいと書きましたけど、やっぱりその思いは強く、まだまだ満足の域には達していないのが正直なところです。まだ始まったばかりですから、それほどジリジリとした気持にはなっていませんので、ご心配なく。

作品を見ていただけるだけで僕自身は良いと思っているのですが、木戸さんの人となりや写真家としての考えを理解するには、26日に「写真新世紀 仙台展2012」で行われるアーティスト・トークをご覧になって下さい。本来は僕がそういうイベントを行わなければいけない立場なのですが、よりフレンドリーに接することが出来るオープニング・レセプションを選んでしまいました。でも、これも規模にあったやり方だと思っています。

数は非常に少ないけれど、覚悟を持って写真に向き合い、実際に形とするために行動している人は、この仙台にもいるわけです。そして、そこにはプロだからとかアマチュアだからといった枠もありません。ただ純粋な目的を求めて、カメラや写真を手段として選び、その力を信じているから出来ることだと言えるのです。



木戸孝子写真展 “The Ordinary Unseen – Tohoku –“

2012512日(土)- 617日(日) 
13001900、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。



○関連する展示会

写真新世紀 仙台展2012  525日(金)- 30日(水)

会場:仙台メディアテーク 1000 – 19:00 (最終日は1700まで) 会期中無休

526日(土) 15:30 – 17:30 アーティスト・トークに出演予定

 

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